久しぶりの登山記事です。

今回は山梨県の源流域でアドベンチャーな冒険をしてみます。
アドベンチャーと冒険って意味が重複してるけど。

まあとにかく、道なき道を突き進んで峠越えに挑戦です。

それでは早速、行ってみヨーカドー!


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夜明け前の首都高を走り中央道へ。

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高速を降りて市街地へ入り、

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山道を登る。

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そして、林道へ。

この先に車を止めて徒歩で移動します。

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陽が昇ってきました。
この時点で既に予定よりも30分以上ロスしているという体たらく。

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林道の下は沢になっています。

久しぶりの登山なので胸が高鳴りますね。

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適当な場所から沢へ降りていきます。
画像では伝わらないけど意外と急斜面。

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朝陽が映えてとて幻想的です。

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岸際に溜まった落ち葉を見てみると、水量が若干少なくなっているというのが分かりますね。

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うぉぉーー、冷てぇー!
と、言いたいところなんですけど、気温も4℃と低いのでそこまで冷たくは感じられません。

さあ、ここからスタートです。

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今回は登山道を使わずに登ります。

この辺りの標高は約800m。
目指す峠は1900m。

この沢の谷に沿って移動し峠を目指す計画です。
ただ、地形などで計画通りに進めなくなる事も考えられるので、その場の状況に合わせて柔軟にコース変更していこうと思います。

というか、今まで計画通りにいった登山なんて一度もない。

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食糧は現地調達なので釣りをしながら進みます。
よく分からない虫とか絶対に食べたくないから意地でも釣ってやる!

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こんな道なき道を登っていきます。
峠までは約5km。
直線距離だけで考えればとても短く感じますが、源流域は岩場や樹木でまともに進む事が出来ないので、移動にはかなりの時間を費やします。
崖の登攀や迂回をした時の事も考えると日没までに帰れるかすら怪しいです。

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途中、小さな池を発見。

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木の枝でほじくってみる。

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カエルが出てきました!
まあカエルを食糧にしなきゃいけないような状況ではないのでリリース。

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シカのフンを発見。
近年はシカが増えて森林被害が増加しています。
奈良の観光地もシカが増え過ぎて問題になっているようですね。

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倒木の上に生えていた苔。

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食糧の魚は一匹ヒットするも釣り上げるまでには至らず。
まあ、そのうち釣れると思うので心配しなくても大丈夫でしょう。
根拠は無いけど。

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日差しが強くなり気温も20℃近くなってきました。
寒かった明方との温度差が激しいので余計暑く感じます。

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この川は澄んでとても綺麗ですね。
水が輝いています。

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もしかしたら秘境を発見してしまったのかもしれません。

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この澄んだ水の中にはどんな世界が広がっているのだろうか?

覗いてみたい!

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という事で、源流の水中撮影に挑戦です。
以前、多摩川のマルタを撮影した時に使った小道具を持ってきました。
多摩川で撮影した時はカメラを回収するブサイクな自分の姿しか映っていませんでしたが、この澄んだ川なら優雅に泳ぐ渓流魚を捉えられるかもしれません。

早速、カメラの準備をして流してみます。

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まずはこの深場から。

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流れ込み付近。
気泡が綺麗ですね。

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こういう岩陰に魚が潜んでいそうです。

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なかなか見つかりませんね。

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日差しが強いので岩の奥に隠れてしまっているのでしょうか。

次は流れの緩い浅場も覗いてみます。

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流れに乗せてゆっくりとラインを送ります。

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水深は20~30cm。
カメラは底を這うように流れていきます。

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渓流は流れでカメラがもまれてしまうので、静止画にするとどうしてもボヤケてしまいます。

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と、ここで小魚を発見!
画像中央の下辺りです。
これはヤマメでしょうかね?

カメラが近づくと逃げてしまうので残像しか写りませんが、この他にも15cmくらいの魚が沢山映っていました。
どうやら魚は浅瀬に着いているようです。

ただ、動きが早過ぎるのでなかなかベストショットが得られません。

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今度はシルエットを捉えました!
サイズもなかなか。

そして、さらに流していくと、ついに・・・

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源流域の天然ヤマメを捉える事に成功しました!
ブラボー!

これは嬉しい。
かさばって邪魔な撮影道具を持ってきた甲斐がありましたね。


渓流釣りでは魚が居るポイントは流れ込みと言われていますが、実際に魚が着いていたのは緩やかな流れの浅場でした。
まあ自分は浅場でも何匹も釣り上げているので意外とは思いませんでしたが。
ただ、今回の水中映像では自分の考えていた以上の魚が浅場に着いているという事が分かりました。

渓流釣りのポイントは流れ込みという定説は、そういった定説を信じている釣り人がそこしか狙わないから定着してしまっただけなのではないでしょうか。
そりゃ浅場を敬遠して流れ込みしか攻めなかったら流れ込みでしか釣れないわ。

釣りって疑わしい定説が多いんですよね。

例えば、ナマズは目が殆ど見えていないと言われているんですけど、夜の川に行ってナイトビジョンで観察してみると明らかにこちらの動きを察知して逃げていくんですよね。
目ぇ見えてるじゃねぇーか。

「百聞は一見にしかず」

釣りに限らず何でもそうですけど、ネットで得られる知識や情報を鵜呑みにしないで、実際に自分で調べていくのが大切という事ですね。


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撮影が終わったので峠を目指しましょう。
夢中になり過ぎて時間をかなりロスしてしまいました。

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暖かくなったので花も咲いています。

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源流域は足場が悪いので体力の消費が激しいです。

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次第に険しくなってきましたね。

しばらく進むと滝が現れました。

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ここから先はこのクラスの崖が連続するかもしれません。
何十メートルもあるような高い崖ではありませんが、凹凸が殆んど無い上に苔も生えているので登るのは困難ですね。
おまけに、この山の岩は脆く崩れやすい性質なので登攀するにはリスクが多過ぎます。

なので、沢を離れて迂回する事にしました。

デンジャラスな崖登りが好きな管理人さんとしては少し残念ですが、予め決めているルールに従って身を引くのも大切です。

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沢の上はアップダウンが連続します。
こっちはこっちで木が行く手を阻む。

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青木ヶ原樹海みたいだな。
倒木を越えていくのは地味に時間と体力を消費します。

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湧水が流れ出て滝になっていました。
この山は所々で新鮮な水を得られるので遭難しても直ぐに死ぬ事はないでしょうね。

以前にも書いた事がありますが、サバイバルには「3の法則」というのがあります。

空気が無ければ3分で死ぬ。
水が無ければ3日で死ぬ。
食べ物が無ければ3週間で死ぬ。
というものです。

災害救助では72時間(3日)がデッドラインと言われていますが、これも水が断たれた状況という意味で理由が同じなのかもしれません。

人間の身体は6~7割が水分で出来ているので、水は命を維持するのにとても重要です。
体重の約5%の脱水で頭痛や目眩、10%以上で血圧と臓器機能の低下、20%近くなると死亡です。
ただ、実際のところは10%程度でも死亡する場合がありますし、そうでなかったとしても深刻なダメージを受けて自力での回復が困難になるそうなので、遭難では下山行動も考えると5%の辺りがデッド・オア・アライブの分かれ目になると考えて良いかもしれません。

登山は荷物を背負ってスポーツをしているようなものなので、こまめな水分補給が必須です。

飲料については、アミノ酸とブドウ糖を含んでいるアクエリアスなどのスポーツドリンクをオススメします。
あと、行動食にカロリーメイトのゼリータイプやウィダーINゼリーなども持って行けば水分と同時に栄養も補給出来るので一石二鳥ですね。
栄養も疲労を軽減させベストな体調を保つのにとても重要です。

先日、お昼の報道番組を見ていたら連休中の登山の特集をやっていて、専門家を気取った似非評論家がスタジオで「登山の栄養補給には梅干しやチョコレート、バナナを持って行くと良い!」なんてドヤ顔で言っていましたが、一体いつの時代の話をしているんでしょうかね???
現在はスポーツ用の栄養価の高い食品や飲料がスーパーでも豊富に売られているので、わざわざ梅干しやバナナなんて用意する必要ありません。

まあ、今回は現地調達で何も持って来ていないので人の事をどうこう言えた立場ではありませんけどね。
もうお腹がペコちゃんだよ!

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途中、この花が沢山生えている場所がありました。
自分は花の知識は殆んどありませんが、これはスミレでしょうか?

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しばらく歩くと沢が見えてきたので降りてみます。

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沢は上流でいくつかに枝分かれして地図にも載っていない場合があるので、先ほど歩いた沢の本流と思い込んで移動すると現在地を見失ってしまうので注意が必要です。

標高が高くなってきたので川幅がかなり狭くなりました。
これ以上登ってしまうと魚がいなくなってしまうかもしれないので、この辺りで食糧を確保しておきます。

源流釣りあるある
「キャッチ&リリースだと簡単に釣れるのに、登山で食糧として狙うと全く釣れない。」

焦りがルアー操作に影響しているのでしょうか。
魚が釣れず食糧確保で足止めされてしまっています。

しかし、粘るに粘って、

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やっと釣れました。
20cmくらいのイワナ。

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そして、2匹目も。
こちらは25cmくらい。

管理人さん、頑張りました。
仕事もこれくらい熱心にやれれば良いのにね。

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早速捌いて焼きました。

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完成。
このイワナは身が純白でとても柔らかかったです。
食糧を確保出来て良かった。

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これからの登山計画を練り直しましょう。

この時点で時刻は正午を過ぎています。
予想していた以上に山が険しく、移動で時間を大幅にロスしてしまいました。
現在地から峠までの距離に今までの距離/時間を計算すると日没までに戻れない可能性が高い。
登山道を使っているわけではないので、日没になれば滑落や遭難の危険性が高くなってしまいます。
それだけは避けなければなりません。

なので、悔しいけど今回は下山する事に決めました。

自分でも少し守備に徹し過ぎているように思いますが、根拠の乏しい無謀な計画を立てるとこのブログ始まって以来初となる「遭難オチ」になってしまうかもしれません。

それに、夕方のニュースで実名晒されちゃったらもう恥ずかしくて生きていけねぇーよ!

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この先はどうなっているのだろうか。
水量的に水源まではあと数百メートルだろうな
峠の反対側にも行ってみたかった。

でもまあ、チャンスはまたあるはずです。

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沢を離れて山を下りましょう。
下ると言っても、実際はアップダウンの連続なので相変わらず移動はハードです。

疲労で距離の感覚も無くなってきてるし、下手したら現在地見失うわ!

行きは多少現在地を見失っても、とにかく高い場所を目指せば峠に出て位置を把握出来ますが、下山の場合は油断すると全然違う場所に迷い込んでしまうので注意が必要です。

遭難したらシャレになりませんね。

警察庁が公表しているデータによると、遭難件数は平成10年までは1000件を超える事はありませんでしたが、毎年急増して昨年の平成27年には2500件と2.5倍になっています。
近年の登山ブームの裏にはこういったデータがあるわけです。

そして、山岳遭難というのは冬の険しい雪山のイメージがありますが、実は発生件数が多いのは春から初秋にかけてです。
暖かい季節はハイキングや山菜取りなどで入山する人が多く、登山スキル以前に知識不足というのが遭難に繋がっているようです。

実際、山岳遭難の一番の原因は滑落などの事故ではなく、凡ミスの「道迷い」です。
「道迷い」とは、その名の通り登山道を進んでいたつもりが道を逸れて迷ってしまう事で、これが遭難原因の4割となっています。
登山では道を逸れてしまった場合、直ぐに引き返すのが鉄則です。

まあ、自分は道を進んでいるわけじゃないから道を逸れて遭難する心配は全くないな。
よし、現在地が怪しくなってきているけど気にせず突き進もう!

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すげぇーなコレ。
帰りは違うルートなので新たな発見があったりします。

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歩き続けて林道まで戻ってきました。

ここまでの行動時間は8時間。
途中で引き返してこの時間だから峠越えしてたら確実に終わってたわ。

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今頃桜が咲いています。
この辺りは高度があり気温が低いので開花が遅いようです。

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そして、やっとこさ戻ってきました。

足が痛ぇー。
久しぶりにこんなに歩いたな。

今回は目的としていた峠越えは達成出来ませんでしたが、水中撮影でヤマメを撮影出来たので意外と達成感がある登山になりました。
あれも失敗していたら何も得られない残念な登山になっていたかもしれません。

まあしかし、道なき道を突き進むアドベンチャーはスリリングで面白いですね。
通常の登山とはまた違ったものがあります。

次こそは峠越えしてやろう!と意気込み帰路につくのでした。


ちなみに、帰りは空腹の峠も越えられず、ファミリーマートに寄ってネギ塩カルビ弁当を食べました。

そして、化学調味料の美味しさに感動するのでした。


前回の続き。

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東岳へ登頂し、分岐点へ戻ってきた管理人。
いよいよ西岳の崖を登ります。

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西岳へのコースは二本あり、一応崖を登る方は上級者コースになっています。

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「滑りやすく危険です。」

知ってるわ。
だってさっきまで雨の東岳を登ってたもん。

看板に目を通して出発です。

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東岳と同じ泥の坂。
雨があがったので、若干マシになりました。

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上級者コースの最初の崖にある案内板。
確かに鎖は撤去されていました。
平成19年なので随分と前に外されていたのですね。

ちなみに、一般コースから上級者コースに分岐する場所に看板などはありません。
山の南東側から登るという事を頭の中でイメージしていなければ見落とすと思います。

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上級者コースはあまり登山者が入らないのか、最初の崖まで続く道が分かり辛いです。
なので、どの崖を登れば良いのか少し迷いました。

自分は看板を通り越し、歩いて進める所まで行って全く関係のない崖を登っていました。
垂直の一枚岩だわ、ホールドがないわ、雨で濡れているわで、途中で「流石にこれは鎖が付いていてもハードだろ。」と思って間違っている事に気が付きました。

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で、戻ってこれが最初の崖。
鎖のアンカーだけ残されています。

この写真よりもさらに上ですが、崖の幅が狭くなって手足を支持するポイントが限られます。
しかし、手足の運びをしっかりイメージして登れば難しくありません。

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傾斜の緩い場所もあります。

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登っている途中、岩棚から振り返ってみたら先ほど登った東岳を一望出来ました。

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傾斜が急な場所。
これだけゴツゴツしていれば登るのは簡単です。

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一通り登って平坦な道へ出ました。
次はどんな崖が待ち受けているのか。

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東岳を登っている時は雨でしたが、日差しが出てきました。
やはり山の天気は変わり易いですね。

少し歩くと看板を発見。

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って、これ下山者に注意喚起する看板じゃねぇーか!
つまりですね、もうデンジャラスゾーンが終わってるって事なんですよ!
早ぇーよ!

これはおもいっきり空振りしてしまった感じがありますね。
もう小笠原のスイングくらいの豪快な空振りですよ。

しかしこの後、山頂の先には面白い場所がちゃんとありました。
二子山は裏切りません。

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看板の先も平坦な道が続く。

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そして稜線に出ました。

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ここからは稜線歩きです。

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奥に見えるのが西岳山頂です。

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直後、雲に覆われる。

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雲に囲まれた稜線は幻想的ですね。

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目の前の雲に手が届きそうです。

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2000~3000m級の山に登っているような感覚になりました。

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これは今回の登山で一番気に入った写真。

ただ、16:9で撮ったからパソコンの画像ビューアで見るとワイドで迫力があるんですけど、ブログに載せると4:3より縦が小さくなって結局臨場感が損なわれてしまうんですよね。
山の写真って画像の大きさで迫力に差が出るので、このサイズで載せるといまいち臨場感に欠けます。

それなら大きな画像を載せられるようにブログのレイアウトを広くしろよって事になるんですけど、まあいつもご訪問して頂いている方はご存知だと思いますが、自分はいつも下劣でくだらない長文を書いているじゃないですか。
レイアウトを広くすると文章も画面の端から端まで埋まるので、そうなると読み手も目を左右に動かす幅が増えてとても疲れてしまうんです。
だからこのブログは3カラムで記事のスペースをわりとスリムにしているんです。

文章と写真のどちらも優先出来ないジレンマ。
くだらない長文ばかり書いているからこうなるんだ。


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山頂までは稜線が続きますが、一か所だけ短い崖を登り降り(順路的には降り登り)します。
ここも傾斜が緩く、身体を支持するポイントも多いので難しくありません。
しかし、一番下が砂利になっているので、ジャンプすると着地で滑ってそのまま100mくらい下へサヨナラするので注意です。
丁度、途中からジャンプしたくなる高さなんですよね。

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遠くに小屋がポツンと建っているのが見えました。
この辺りはそこまで山奥ではないので、登山で使うような山小屋ではないと思います。
何なのだろう。

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分岐点。
下の方で別れた一般コースと合流します。
一般コースと上級者コースの他に、ナイトメアコースとかあったら面白そうなのにな。
誰も戻ってこないの。

この分岐点の直ぐ先が山頂になっています。

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西岳山頂へ到着。

とても眺めの良い稜線で、急に現れては消える雲がとにかく幻想的でした。
不安定な天候が吉となりましたね。

ただ少し物足りない感じもあるんですよ。
いつの間にか崖は終わってたし。

で、マップを見てみると、

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この西岳のさらに西の稜線にもドクロマークが付いています。
折角なので、この稜線も歩いてみましょう。

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西の峰へ進む。
適度に風が吹いているのでとても気持ち良いです。

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わりと足場の狭い場所がありました。
岩の両端はほぼ垂直に100mくらい切れ落ちています。
コレですよ、コレ!
この高度感、最高ですね!

ちなみに、カメラを固定する木の生えていない稜線でどうやって上から撮っているかというと、

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こんな風に自撮り棒を使って撮っています。
ロングサイズだぜい!

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足を滑らせれば奈落。

峰まではこんな稜線が続いていました。
さあ、十分遊んだのでそろそろ下山しましょう。

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稜線を戻っている途中、小さなヘビを発見しました。
捕まえようとしたら逃げられてしまったので尻尾しか確認出来ませんでしたが、おそらくアオダイショウだと思います。
アオダイショウに毒はありません。

本州に生息しているヘビは8種で、毒を持っているのはニホンマムシとヤマカガシの2種になります。
まあ、ヘビは個体によって色と模様がかなり違うので、毒ヘビを無毒のヘビと誤認してしまう危険性があります。
ヘビを見たら捕まえようとせず、その場から立ち去るのが賢明です。

他にも稜線にはこんな生物がいました。

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このトカゲ、山に行くとたまに発見するので調べてみたんですけど、厳密にはトカゲではなくカナヘビというそうです。

どうであれ、とても可愛いですね。
警戒心が薄く、近寄って写真を撮っても全く逃げません。
岩の上がステージです。

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綺麗な花も咲いています。

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下の方へ戻ってきました。
白い岩は全て石灰岩です。
石灰岩は脆いので、風雨にさらされて崩れたのがゴロゴロ転がっています。

ヘルメットを被るのには滑落や転倒等から頭部を守る他に、落石のダメージを軽減させる目的があります。
登山の時はヘルメットも必ず装備に加えるようにしておきましょう。

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登山口にゴール。
もともと登頂に時間の掛かるような山ではないので帰りは直ぐでした。

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カウンターは自分が押した472のままです。
途中まで雨だったし、わりと危険な山と認識されているのでこんなコンディションじゃ誰も登らないのでしょうね。



とまあ、こんな感じで今回の二子山登山は終了しました。
二子山はそこまでデンジャラスな山ではありませんでしたが、過度な緊張で疲弊しない分、とても気持ちの良い登山になりました。

あと、カナヘビが可愛いかったです。
パソコンに写真を取り込んで見返してみたら、オイシイところを全部持っていかれている感じがしました。

ちなみに、カナヘビとトカゲの違いは舌だそうで、カナヘビは舌先がヘビのように二又になっていて、トカゲは分かれていないそうです。
カナヘビのヘビって、「ヘビのような舌」からきているのでしょうか。
ヘビって付けると、名前だけ聞いたら絶対ヘビだと勘違いしてしまいますよね。

あとあまり関係ありませんが、自分は子供の頃、ウミネコという沿岸に生息するネコがいるのだと勘違いをしていました。
トリカブトという名のカブトムシがいるのだと勘違いをしていました。
そして、ヨーコ・ゼッターランドという遊園地があるのだと勘違いをしていました。

なので、名前というのは実際のものを想像し易い方が良いなぁと思います。

二子山はその名の通り、双子のような山が仲良く二つ並んでいる山なのでした。


日帰りで行けるデンジャラスな山はないものか。
妙義山は飽きたし、大キレットは到達するだけで1日掛かるし。

都内から近くてデンジャラスそうな山ってもう殆んど選択肢が無いんですけどね、そんな中でわりと面白そうな山がこれでした。

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二子山

二子山は埼玉県秩父郡にある低山で、西岳(1,165.8m)と東岳(1,122m)から成る双耳峰です。

西岳の崖は、鎖場だけで考えるのであれば毎年死者を出している妙義山に次ぐ難易度となっているようです。
しかし、ネットで画像を調べてみると、それ程デンジャラスな山とは思えない。
現在は鎖が撤去されているので登攀の難易度が上がっているようですが、それでも登山道である以上は危険度に限りがあるはずです。
二子山は本当にデンジャラスな山なのか。

「百聞は一見にしかず」

という事で、実際に行ってみる事にしました。



夜が明ける前に出発。
天気.jpだと朝から弱雨の予報でしたが、どうせ今回も外れるだろうと思い構わず決行。

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しかし、高速を下りた直後に雨が降り始める。
こういう時だけ天気.jpは的中する。

まあでも、これは面白くなってきましたよ。
降雨の崖を登攀するなんて胸が高鳴りますね。

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林道を登っていく。

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東の空は晴れて明るいんですけどね。

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登山口に到着。
鎖場(だった場所)の登攀が目的なので、山の北側から入る最短ルートを選びました。

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カウンターを押してから入山します。
いつから数えているのか分かりませんが、自分は「472」番目でした。
472、シナニ、死ナニ、死ニナ、死にな。

不吉じゃねぇーか!
雨だし。

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早速登山開始です。

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一応、マップでは西岳と東岳の両方のルートに危険を表すドクロマークが付いています。
楽しみですね。

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緩やかな道が続く。
ここはまだピクニックコースです。

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シカがいましたが写真を撮る間もなく逃げられました。

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直ぐに分岐点へ到着。

右へ進むと西岳で、左が東岳です。
まずは東岳をピストン(往復)で登ります。
そして、この場所に戻った後、西岳を目指します。

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東岳へ続く道。

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いやもうね、粘土質の泥だからすげぇー滑りますよ。

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この泥、殺意すら感じるわ。
お尻から「ヅザーーーー」って滑るとブログの画的に悲惨になるので絶対に転倒できません。

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岩場の登攀。
足元ツルツルじゃねぇーか!

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ただでさえ濡れて滑るのに、靴底に挟まった泥で面白いくらいよく滑る。

自分は普段あまり三点支持(両手両足のうち1つ放したら他の3つは離さず身体を支える)をしないのですが、流石に今回はしっかり意識して登りました。

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鎖場が現れました。
撤去されていない鎖もあるみたいです。

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高度が出てきましたね。

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登りが続く。

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途中、見晴らしの良いポイントに出ました。
後で登る西岳を一望できます。

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そして振り返ると東岳です。

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ここからは稜線と崖のミックス。

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この辺りは石灰石が多いようです。
衛星写真を見てみたら近くに採石場もありました。

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山頂まであと少し。
気付いたら雨もあがっていました。

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とまあ、こんな感じで特に面白い事も書かず東岳山頂に到着してしまいました。

何というか拍子抜けですね。
雨で足場が悪かったのを入れても、これではとてもデンジャラスとは言えません。

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ちなみに、終点の山頂からさらに東へ抜けられて、草木をかき分けながら100mくらい進むと見晴らしの良いポイントへ出られます。

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低山でもなかなかの眺めですね。
雲が良い演出をしてくれています。

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再び天候が悪化するかもしれないので、分岐点へ戻って次の西岳を目指しましょう。

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登っている時に見落としましたが、崖に鎖のアンカーが残っていました。

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まあ、鎖が無くても身体を支持するポイントが多いので登り降りは難しくありません。

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これは食べられるのか。
キノコは種類があり過ぎて分別がつかない。

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泥で滑りやすいので下りのが神経を使います。

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分岐点へ戻りました。

さあ、ここからが本番です。
デンジャラスな崖を登って西岳山頂を目指します。


次回、西岳編へ続く。

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日の出山(902m)は東京都の西部、奥多摩にある低山です。
鎖場や急登はなく比較的容易に登頂出来るので初級の山に分類されています。

今回は緩やかな登山道が続く日の出山を、自転車を使って登ってみようと思います。
サイクリングを目的としているのではないので、自転車はあくまで道具として扱います。

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日の出山へ続く登山道の入口。
ここから山頂までの道のりは約10km、標高差は700m。
金比羅尾根を通り麻生山の脇を抜けて日の出山を目指します。
※日の出山周辺の登山道は自転車の乗り入れが許可されています。

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林道を進む。

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そしていきなり急坂。
歩きだったら何でもない坂でも自転車だとキツイ。

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この日は2月の上旬。
1月末の寒波で降り積もった雪が残っています。

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標高を上げていく。
この辺りで地図を持ってくるのを忘れた事に気が付きました。
山に行くと必ず何か一つ忘れ物をする。
自分はコンパスを頼りに登山道を使わない登山もしますが、むしろ日の出山のように登山道が沢山通っている山でこそ地図が必要になるんですよね。
分岐が多いので遭難はしなくても道に迷うんです。

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雪が降ってきました。
明方から気温は上がらず氷点下です。

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奥多摩の山に生えている木は殆どが人工的に植林されたスギとヒノキです。
山に蓄えられた雨水は多摩川に流れて都内の水道水として利用されているので、川が枯渇しないよう植林したり間引きしたり厳しく管理されています。

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段差は担いで乗り越える。

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霧が出てきましたね。

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標高を上げていくにつれて白く化粧されていきます。

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随所に段差が現れる。
これじゃ全然走れねーじゃねぇーか!

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ジョニー・デップのスリーピー・ホロウっぽい画。

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尾根に出ました。
十分な幅があり両端もなだらかです。
これだったら滑落しても安心ですね。

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雪の登山道を走るのは爽快です。

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霧の中へ吸い込まれていく。

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雪を被った木の根が殺意を感じる程滑ります。
そのまま谷へコースアウトしそうになりました。
岩も滑るので気を抜けませんね。
岩だけにストーンっと転倒してしまいます。
雪山もブログもスベらないように注意が必要です。

おもいっきりスベってるじゃねぇーか!!

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しばらく走ると開けた場所に出ました。
この辺りは吹きさらしなので雪が多く積もっています。

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それでも雪はシャーベット状なので、なんとか埋まらず走れました。

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写真には霧みたいにしか写らないけど雪が結構降っています。

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やっぱり雪山は楽しい。

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綺麗な曲線です。
雪で濡れていなかったら登ってみたかったんですけどね。

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この付近の標高はおそらく600~700mくらい。
それでもヒザくらいの高さまで積もっている場所があります。

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雪で埋まった登山道を進む。

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山の向きによって積雪の量がかなり違いますね。
この辺りはあまり積もっていません。

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道は続く。

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シカの足跡を発見です。
近年では全国的にシカによる森林被害が深刻になっているそうです。
草木が食べ尽くされてハゲちゃってる山もありますからね。
山は自分の上司みたいに被って解決するわけではないので、元の姿に回復するまで時間が掛かります。
いや、被っても根本的にも毛根的にも解決はしないけど。
あとこれは本当の話ですが、アデランスでは不要になったカツラを回収して植林の資金として寄付しているそうです。

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霧で先が見えない。

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ここまで来ると雪に埋まるので走行不可能。

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自転車は役に立たないので文字通りお荷物になります。
これを担いで雪道を登攀するのはかなりキツイ。

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山頂下の階段に着きました。
この場所は下山ルートとの分岐になっているので、ここから山頂までの300mはピストン(往復)になります。

階段はコケろと言わんばかりに凍った雪が斜めに残っていました。
最近はブログでもスベッているので慎重に。
自転車に乗るからアイゼン(足に付けるツメ)は使わないだろうと思って用意しなかったのを後悔。

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そして山頂に到着です。
やはり雪道は体力を削られますね。
少し休憩しましょう。

屋根のあるベンチは先行者のグループがいたので、雪の積もった吹きさらしのベンチで軽食を食べました。
お尻が冷たい。
こういう時スムーズに輪に入れる社交的な人間が羨ましい。

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立体地図。
最近では国土地理院からデータをダウンロードして、3Dプリンタでもこういう立体地図を制作出来ます。
地形を把握し易いので防災などにも活用されているそうです。

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展望は絶望。
もうラップになるくらい何も見えませんね。

ドゥブドゥブパー♪ドゥブドゥブパー♪
展望は絶望♪ドゥブドゥブパー♪
一望して失望♪ドゥブドゥブパー♪
そして俺はでくの坊、Yeah!♪

うるせぇーよカス!山頂でラップなんて歌ってんじゃねぇーよ!
バカかお前!!
ちなみに、天気が良ければ日の出山の山頂からはスカイツリーも見えるそうです。
スカイツリーどころか数十メートル先のツリーも見えねぇーよYeah!
そろそろ帰ろうかなYeah!

もう韻すら踏んでねーじゃねぇーか!!

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帰りはダウンヒルで一気に駆け下りました。


とまあ、今回はこんな緩い登山でした。
日の出山は自分が好むデンジャラスな崖や稜線があるわけではありません。
しかし、たまにはピクニック感覚で命の懸からない登山も楽しいです。

低山には低山の魅力があります。
日の出どころか陽の光すら拝めない日の出山も登り甲斐がありましたYeah!


今年も群馬県の妙義山へ行ってきました。

そして、鷹戻しの登攀の様子を動画撮影してきました。
管理人さんがヌルヌル動いちゃっています。


※1080pに設定すると景色が綺麗になります。


いやもうね、壮大なアドベンチャーに仕上がりましたよ。
普段のブログのイメージと全然違うじゃねぇーか!
この動画だけ見たら1000000%登山ブログだと勘違いするクオリティー。

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BGMは個人の作家さんが著作権フリーで配布している曲を使用させて頂きました。

まあしかし、この映像を撮るのに鷹戻しを6往復する羽目になりましたからバカかお前は。
動画を見て気が付いた方もいるかと思いますが、途中からヘルメットのカメラの向きが変わってしまっているんですよね。

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なので、目線の映像はもう一度登って撮り直しました。
他にも、崖下に置いていた荷物を取りに戻ったり、懸垂下降をやり直したり。

流石に何往復もすると足の掛け易いポイントを把握する事が出来ますね。
懸垂下降のロープを崖に設置する時は両手離しで作業をしていました。
こういう人間から死んでいく。

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懸垂下降は鷹戻しの上部から途中の岩棚まで18mくらいです。
映像だと伝わりにくいですが意外と速度が出ています。


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目線のカメラはいつも写真を撮る時に使用しているNikonのAW110。
自撮りにはライブビューリモコン対応のソニーHDR-AS200Vを使用しました。

そして、このカメラを取り付けたポールはこんなに長い。

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SLIK セルフィーポッド 1350
カメラの三脚メーカーの物だけあって1.3mの長さでも曲がらず頑丈です。

ポールはタクティカルベストの背中に着脱式のポーチを取り付けて差し込んでいます。

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フロントはマグフォースのポーチを適当に配置。


こんな感じで撮影したわけですが、このブログって動画が大不評なんですよね。
以前載せた時なんて、アクセス数とYouTubeのカウンターを照らし合わせたら20人に1人くらいしか再生してくれないという残念な結果になりましたし。
もうダイヤルアップで接続しているから動画を見れる環境にないんじゃないかと疑いたくなるレベル。

とまあ、妙義山の鷹戻しは北アルプスの大キレットや剱岳よりも難易度が高いと言われていますが意外と簡単です。
自分が一番デンジャラスに感じたのは鷹戻などの鎖場よりも痩せ尾根でした。
岩場をただ歩くだけなので簡単のように思えますが、足元の左右が垂直に落ちているので少しでも躓いたら100m以上は落下しますからね。
妙義山は毎年のように死亡事故が発生しているので、常に油断が出来ない山という事に間違いはありません。
家に帰るまでが登山だなんて言葉がありますが、最後まで決して気を緩めてはなりません。


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