SURE FIREのフラッシュライト、E1L-A OUTDOORSMANをレビューします。

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    このライトはOUTDOORSMANという名だけあって同社のタクティカルライトとは少し異なり、アウトドア等での使用に重点が置かれています。
    なので、シュアファイアのラインナップではランタイムが長いというのが特徴です。


    明るさ Hi:90ルーメン Low:5ルーメン
    ランタイム Hi:6時間 Low:41時間
    全長×ボディ径×ベゼル径 104mm×20.3mm×28.5mm
    防水 IPX-8
    材質 エアクラフトアルミ合金
    重量約88g (電池含)
    使用電池 1×CR123A


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    ヘッド、ボディー、スイッチの三点に分割出来ます。
    ヘッドはさらに分割可能ですが、ネジロック剤でガッチリ固定されていました。

    バッテリーはSF123A以外に、同社でサポートされている充電池LFP-123Aも使用可能です。
    純正品の16.4㎜よりも太い社外品だと入らない可能性があります。

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    G2X PRO (G2X-D-TN)との比較。
    サイズは1×CR123Aのライトにしてはやや大きめです。
    しかし、手の平に丁度収まるのでとても扱い易くなっています。
    グリップ感も非常に良いですね。
    ローレットなどの加工精度が非常に高く、全体的に切削技術の高さを感じる事が出来ました。
    この点は流石シュアファイアといったところです。

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    スイッチは間欠点灯が可能です。
    点灯は常にLow5ルーメンから始まり、2クリックでHi90ルーメンに切り替わります。
    クリップは折り返されているのでランヤードなど好みで装着する事が出来ます。

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    ロットナンバーはボディーに刻印されている個体とヘッドに刻印されている個体が存在します。
    気になったので輸入を行っている正規代理店の七洋交産に問い合わせましたが、E1L-Aに限らずロットによって刻印の場所が変わるモデルがあるそうです。
    E1L-Aだと初期のモデルがボディーで、それ以降がヘッドになっているそうです。
    この個体は後期という事になりますね。

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    搭載LEDはレンズを通してでは正確に判別出来ませんが、CREEのXPシリーズでしょうか。

    光色はかなり緑系です。

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    左E1L-A 右G2XPRO

    光色については国内外のサイトでも調べてみましたが、同じような感想を書いている方が複数いたので、ロットに関係なくこの色のようです。
    完成度の高いライトなだけに非常に残念なポイントですね。
    まあ、光色が緑色ならばコピー製品ではないと言えるでしょう。

    配光はクッキリとした狭いスポットになります。
    胸の辺りから足元を照らしてもCDくらいの範囲しか照らせません。
    勿論、周辺光も生じますが元々低出力のライトなので十分な明るさとは言えません。

    個人的な感想を述べると、E1L-Aの配光はスポットよりも広角のが良いのではないかと思います。
    このクラスのライトは手元の作業や近距離の用途が主になるので実用的には使い辛いです。
    強いスポットに設計したのは低出力でも光を遠くに飛ばすためだと思いますが、そもそも1×CR123Aのライトをアウトドアでメインに使用する人は殆どいないでしょう。
    OUTDOORSMANという名を打っていますが、ライト自体の方向性が定まっていないように感じます。



    ~総評~

    まず第一に、箱から出して思った事は「カッコイイ!」でした。
    そして、本体の切削と表面処理のクオリティーは最高クラスです。
    やはりシュアファイアのフラッシュライトはカタログスペック以上の信頼性がありますね。
    ランタイムが長いので日常で携帯していれば災害時にも非常に役立つと思います。

    しかし、やはり光色が残念でした。
    視認性にも影響するので、実用的なライトのブランドである以上は搭載するLEDにも拘ってほしかったですね。

    市場価格は3万円程度となっています。
    実用性で買うのか、コレクションで買うのか、ユーザーが大きく別れるライトではないかと思います。

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    ストリームライトのIRライト(赤外線ライト)88704 スーパータックのレビューです。

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    Streamlight 88704 Super TAC IR

    波長:850nm
    照射時間:3.5時間
    サイズ:全長168mm×ヘッド径55.9mm×ボディ径22.9mm
    重量:200g
    防水:IPX7
    バッテリー:CR123A×2

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    スポット光を遠くに飛ばすためにヘッドが大きくなっていますが、把握部分は一般的な1インチライトと同じ太さです。
    クリップはヘッドの側面に六角穴のネジで取り付けられていています。

    ボディーの切削精度はストリームライトだけあって申し分ないです。
    このライトは角が無く全体的に柔らかい手触りです。
    シュアファイアはローレットがヤスリみたいにガッツリ食い付いてくるので対照的ですね。

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    鏡のように鋭いスムースリフレクター。

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    スイッチは間欠点灯が可能です。

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    バッテリーはストリームライト純正CR123A、SURE FIREの充電池SF2R-CB(LFP123A)、3.7Vの16650充電池が使用できました。

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    ヘッド、ボディー、スイッチの三点に分かれます。

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    ヘッド内部。

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    そんなに明るくはありませんが赤く光ります。
    (デジカメだと紫色に写ります。)
    波長が850nmの上に高出力なので暗闇では相手に視認されてしまうと思います。
    サバイバルゲーム等で使う場合は不利ですね。



    ~総評~

    第一世代のナイトビジョンでも200mくらい先まで照らす事が出来ました。
    このIRライト以外にも、HLK-3AAA-1W-IR940という1WのIRライトも購入しましたが全く役に立ちませんでした。
    スーパータックを照射した時は性能の差に驚きましたね。
    安物のIRライトよりも信頼性のあるIRライトを買う事をオススメします。

    IRライトはあまり市場に出回っておらず選択肢が限られます。
    中華ライトはまず使い物にならないでしょう。
    信頼性を重視すると、やはりスーパータックかシュアファイアのヴァンパイアになるのではないでしょうか。
    価格の面ではスーパータックが現実的ですね。


    SURE FIREのライトは高出力で明るいのですが、やはりランタイムが欠点となります。
    そこで高容量の充電池、KEEPPOWER 16650バッテリーを試してみます。

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    セット内容:16650バッテリー、充電器、USBケーブル、スペーサー4個、バッテリーケース

    KEEPPOWER 16650バッテリーは3.7Vで2000mAhと、電圧は低いですが高容量です。
    SURE FIRE公認の充電池SF2R-CBの容量は600mAhと非常に低く、ランタイムに難があると感じていました。
    この16650バッテリーを使用すれば、明るさを犠牲にしてランタイムをSF2R-CBの3倍程度(数字上では)にする事が可能となります。
    これは経済面と実用面を兼ね備えたバッテリーと言えますね。

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    セル自体はサンヨー(現パナソニック)が供給しているそうで、「Cell & IC Made In Japan」と表記されています。
    まあ、偽装が当たり前の世の中なので本当かどうか怪しいですけどね。

    セルにはプロテクトが備わっています。
    中身はメーカー側で公表されていないのでコバルト系かマンガン系か不明です。

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    充電中。
    充電器はXTARのMP1Sという物がセットで付属しています。
    100VのACアダプターは同梱されておらず、電源は5Vの電圧を利用したUSBのみです。
    充電が終わると緑色のランプに切り替わります。
    バッテリーは充電直後で4.1Vありました。

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    長さはSURE FIRE純正SF123A、充電式のSF2R-CBの2本分とほぼ同じです。
    太さも同じで16.4mmなので、2×CR123Aのライトであればメーカー問わず収まるでしょう。

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    SURE FIRE G2X PROで使用してみます。

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    G2X PROはSF123A使用時で320lmとなります。
    電圧の低い16650バッテリーでも200lm以上は出ていると感じられました。
    予想していたよりも明るく、夜間の登山や夜釣りで使用しても難はありませんでした。
    あとは自然放電の程度で実用的な面での評価が変わるかと思います。

    フラッシュライトの市場が大きくなるのと併せて粗悪な充電池も増えましたが、KEEPPOWERは比較的評価が良いメーカーです。
    とは言っても、信頼性の求められる場面ではやはり純正バッテリーの代用にはならないでしょう。

    状況に応じてバッテリーを使い分けるのも面白そうですね。


    SURE FIRE公認のCR123A充電池、SF2R-CB (LFP123A)のレビューです。
    このバッテリーを使用すれば、電池代を気にせずにCR123A仕様の高出力ライトをガンガン使用する事が出来ます。

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    一応SUREFIREのパッケージに入っていますが、SURE FIREの純正品というわけではありません。
    あくまで公認という事らしいです。

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    バッテリーは米国のK2Energy製。
    充電器は銘柄の違う同型が他メーカーからも販売されていたので汎用品だと思われます。
    バッテリーも充電器もMADE IN CHINAなのは信頼性の面で非常に残念です。

    セルはプロテクト無しで、中身はリン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)です。

    バッテリーの直径はSURE FIRE純正SF123Aと同じで16.4㎜。
    全長は0.4㎜程長くなりますが、殆どのフラッシュライトで問題なく使用出来るかと思います。

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    バッテリーのパッケージ裏にはSURE FIREの印字がありますが、製品自体にはSURE FIREの文字もロゴもありません。
    輸入発売元はSUREFIREを米国から正規に輸入している七洋交産です。

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    充電中。
    充電が終わると緑色の点灯に切り替わります。

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    SUREFIRE G2X PRO で使用してみます。

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    ランタイムはスペック通りで、SF123Aの半分程度でした。
    HIモードで照度を50分程維持し、その後極端に暗くなりました。

    純正電池のSF123Aよりもランタイムが短くなりますが、電池代を気にせずSURE FIREを使用出来るのは大きな魅力ですね。


    自分は夜釣りにナイトビジョンを使用する事があります。

    これが何ともスリリングで面白いのです。
    魚はライトの光を当てると逃げてしまいますが、ナイトビジョンなら川に潜んでいる魚を見ながら釣りをする事が出来るのです。

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    岸際に潜んでいるナマズ。
    夜間ならここまで接近しても気付かれません。

    しかしナイトビジョンでも距離があったり水が濁ったりしていると、水中の状況を見るのが難しく魚を発見する事が出来ません。
    そこで、補助灯となるIRライトを自作します。
    IRライトとは赤外線の事で、肉眼では見えません。
    ナイトビジョンで見ると、ライトのように明るく照らされて見えるというものです。
    つまり、IRライトならば川を照らしても魚に警戒されて逃げられる事がないのです。


    ベースにするフラッシュライトはどれにするか。
    焦点調節が出来るコンパクトなライトだとやはりLED LENSER。

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    LED LENSERのP5、T5、P6.2

    Pシリーズは勿体ないのでT5を使用します。

    使用する赤外線LED
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    Vf1.4~1.6V If700mA
    波長940nm

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    T5を分解してLEDを取り外します。

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    赤外線LEDを仮留めで点灯させてみたら台座が高くて焦点が合いませんでした。
    ライトの台座を切り落として低くします。

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    コンバータ内部にアルミかすが入らない様マスキングした後、糸鋸で切り落とします。

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    ヤスリで仕上げます。

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    加工後の台座。

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    LEDと台座の接する面には放熱シリコンを塗布します。

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    LEDを載せたらハンダ付けします。

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    組み上げて完成。
    赤外線は肉眼では見えませんが、デジタルカメラには紫色に写ります。
    テレビのリモコンにも赤外線LEDが付いているので同様の事が起こります。
    リモコンのボタンを押すと紫色に光ります。


    早速、多摩川の河川敷でIRライトを試してみます。

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    使用するナイトビジョンは、Yukon Ranger Pro

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    予想より暗かったです・・・。

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    距離約20m

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    IRライト照射
    流石に20mだと水中までは見えませんね。

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    距離約15m

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    IRライト照射


    距離のあるポイントに潜むナマズを発見するためにこのIRライトを制作したのですが、目的の性能を満たしているかで考えると失敗です。
    全く役に立ちません \(^o^)/
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