いやもうね、ホント忙しいんですよ。
ブログを書く時間が全然無いんです。

HDDに録り溜めた番組も消化しなきゃいけないし、まとめサイトもチェックしなきゃいけないし、ジムにも行かなきゃいけないし。

これ暇人じゃねぇーか!!!

まあ色々と忙しいんですけど、この「色々」というのは万能で便利な言葉だなぁなんて思っているので、昔から仕事でも何でも言い訳する時に自分は頻繁に使っています。

そんなこんなで今週はもうブログを更新する時間がありません。
週明けの月曜日からいきなりこんな宣言をするなんて、いつも月曜日の午前中から「疲れた~、疲れた~」を無限リピートして仕事をしない同僚の秋葉君くらいやる気が感じられないんですけど、これはどちらも仕方がない。

しかし、このまま画像も何も無しで簡素に終わると、「また管理人手ぇ抜きやがった!」とか「最近の記事はつまらない死ね。」とか「関係無いけどお前、領収証を失くして経費を自腹切るハメになったな、ざまぁみろ!」とかコメント欄に書き込まれそうなので、以前三浦海岸に行った時に砂浜に捨てられていたファミコンでも載せようと思います。

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これぞ自分の好きな非日常です。

ちなみに、この後に巡回中のお巡りさんから職務質問をされてしまいまして。
まあ深夜の砂浜を一人で歩いているなんて、どこからどう見ても不審者なので当然です。
日本海側だったら公安を出動させて大迷惑を掛けてしまうレベルですね。

「こんばんはー。この辺りは夜になると不良が集まるから危ないですよ。ところで君、こんな所で何してるの?」

「あ、その・・・、ちょっと・・・。」

「友達と来てるの?」

「いえ・・・、一人です。」

「何でこんな夜中に一人で砂浜を歩いてるの?」

「・・・、いや、ちょっと色々ありまして・・・。」



「色々」という言葉は万能だ。

状況を打破出来るとは限らないけど。


先日、NHKでこんな番組をやっていまして。

クローズアップ現代

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「自分のパソコン遺して死ねますか?」

今回はこれをテーマに考えていきたいと思います。

現代ってパソコン無しでは生活が成り立たないと言っても過言ではないじゃないですか。
パソコンの中にはメールだったりデジカメで撮った写真だったり、とにかく挙げたらキリがないくらい様々なデータが詰まっています。

で、以前にも書いた事があるんですけど、もし自分が突如として死んでしまった場合、まあ死因は何でもいいですよ。
自分みたいに友達がいなくて、寂しさのあまり死んでしまう孤独死でも良いですし。
待て待てウェイト!
孤独死は死因じゃねぇーよバカ!

じゃあ、横断歩道を渡っていたら飲酒運転のトラックが信号無視で突っ込んできて絶体絶命。
軽快にかわして難を逃れるんですけど、でも次の日に拾ったお饅頭を食べて食中毒で死んじゃうんですよ。
今度はトラック関係ねーじゃねーか!
拾った物食べるなんてお前どんだけお腹空いてんだよ!!

話しを戻しますけど、皆様も想像してみて下さい。
「何でお前みたいなクズの指図を受けて想像しなきゃいけないんだよ死ね管理人!饅頭食って食中毒で死ね!」って思うかもしれませんけど、我が身に災難が降りかかって死んでしまった時の事を想像してみて下さい。
パソコン、スマートフォン、携帯電話、他人には絶対に見られたくない機器が遺品となって、それこそ死んでも見られたくない情報が身内に晒されてしまうのです。
自分はまだ人生1/3ですし、1/3の純情な感情ですし、これはSIAM SHADEの曲なので関係ないですけど、死ぬのなんて遠い先の事だと思っていてもいつ死んでしまうかなんて全く予測出来ませんからね。
いやもうね、自分が死んだ後の事を考えるとホント背筋が凍るんです。

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身内が亡くなった場合って、資産の整理だったり色々と手続きしなきゃいけないじゃないですか。
当然故人のクレジットカードも解約しなければならないので、電話やインターネットの回線みたいに自動で引き落としが継続されているものに関しては全て解約しなければならないんです。
で、自分の場合ここからが問題なんですけど、このFC2ブログって有料会員なんですよ。
契約の更新通知も来るし、クレジットカードの記録から辿ったりすれば1000000%家族にこのブログの存在がバレるんですよね。
さらにパソコンの中にはブログの下書きが沢山入っているんです。
同僚を実名でブスって書きまくったり、政治宗教の悪口を書いたり、妄想を書いたり、とにかくそんな負の情報がビッシリと詰まっているんです。
いや、そりゃまあパソコンの中身は誰にも見られたくないのでロックも掛けていますよ。

しかし・・・

こんな会社もあるんです。

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テメェー!!ふざけんじゃねぇー!!
余計な事すんなよバカ!!
死人にムチを打ってるじゃねーか!!
うんこ漏らした話しとか身内に晒されたら成仏出来ねぇだろ!!!

他にも自分のパソコンには人に見られたくないデータが沢山詰まっているんです。
お前絶対に「為替変動に伴う国際収支統計の推移」ってフォルダは開くなよ!!
フォルダ名と関係無さそうな拡張子がmp4とかの動画ファイルしか入っていないけど絶対に再生するなよ!!
開いたら末代まで祟ってやる!!

データの内容に関わらずパソコンの中身というのは負の遺産で、いわばパンドラの箱だと思います。
そして、この番組では自分が危惧していた事が実際に起きてしまった家族が取り上げられていました。

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亡くなった息子のパソコンからブログが発見されました。

まあこの方のブログは恥ずかしい内容ではないんですけどね。
英語で詩が綴られていたり、とても立派な事が書かれていたんです。
ちなみに、現在でも観覧出来る状態になっているので自分もアクセスしてみました。
まあ、素晴らしい内容でしたね。
人の悪口なんて微塵も書かれていなかった。
ブスという単語が一言も載っていなかった。

パソコンの中身を遺族が調べるというのは人それぞれの意見があると思うし、自分みたいな人間がこんな事を書くのは失礼だと重々承知している上で書きますけど、亡くなられた本人からしてみたら不本意だと思うんですよ。
そもそも身内に見られたくないから黙ってブログを書いていたと思うんです。
自分の意見は一方的に亡くなった側の立場でしかありませんが、ブログを書いている人間の殆どは身内に読まれたくないと考えているのではないでしょうか。

しかもですね、辱めはこれだけでは終わらないんです。

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(:´Д`) そしてそのブログが、母親によって管理されるケースもあれ

(´;ω;`) もう地獄じゃねぇーか!!!
読まれるだけじゃなくて母親にブログを更新され続けるなんて死んでも死にきれねーよ!!
このブログで考えると、自分の母親が人の事を古墳みたいな顔の形のブスとか悪口を書いたり、キンタマが水圧でブワッてなるとか最低な下ネタを書いたりするって事ですからね!
本当は自分だってこんなくだらない事ばかり書きたいんじゃないんですよ。
もっとこう、ポエムみたいな事を書いて知的でオシャレなセーターとか着ちゃっている爽やかな感じにしたいんですよ!!

そしてコメント欄に、

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こんなコメントを沢山頂きたいんですよ!!
だからうんこ漏らした話しとか書きたくなかったもう死にたい。


まあしかし、悪ふざけのこのブログがここまでアクセス数が増えるとは思いませんでした。
自分はカウンターを公開していませんが、1日に3兆アクセスくらいありますからね。

死ねば!
何でお前見栄張って直ぐにバレる嘘をつくの。
3兆ってバカか!
世界人口が70億なんだからありえないだろ!!

仮に世界中の人間が、「お願い、ひろ君、部屋から出てきてお母さんと話しだけでもしてちょうだい。」

「うるせぇー、ババア!!あっち行け!!」

「もうお母さんだっていつまで生きていられるのか分からないんだから就職の事もちゃんと考えてね、お願いだから。」

「・・・・。」

「晩御飯、廊下に置いておくわね。」

みたいな感じのひきこもりで1日中ネットやっていたとしても、3兆アクセスって無理だろ!
まあ3兆は嘘ですけど、それでも毎日色々な方がこんな路肩に落ちている汚い軍手ほどの価値しか無いブログを見に来てくれていますよ。
コメントやブログ拍手も頂くし、荒らしも来るし、出版社さんから執筆依頼だったり、メーカーさんからアウトドア用品のレビュー依頼まで様々です。

でも書いている内容は恥辱にまみれたものばかりなんですけどね。
なので、死んだ後このブログだけは絶対に身内に見られたくありません。
しかし、パソコンに保存している記事の下書きはUSBメモリーやSDカードに移して隠しておけば良いですけど、アップされているブログそのものってどうしようもないんですよね。
有料会員なので更新の通知が来た時に存在がバレる。
無料プランに切り替えれば更新の通知は来なくなると思いますが、普段からブログに広告が載るのは嫌ですし。
他にもクレジットカードの電子記録からブログに辿り着く事も考えられます。

ブログの有料プランってファイル保存容量無制限とかあるんですけど、管理人が死んだら全データ自動削除というサービスもあれば良いのに。
削除されたブログとかホームページってアクセスすると「404 not found」って表示されるじゃないですか。
だから死んで削除されたら「404 喪中」とか表示してくれれば良いのに。

死んだ後、身内にブログを発見されないようにするにはどうすれば良いか。
ここで考え方を変えてみました。
もう隠したり削除する方法を模索するのは諦めます。
そして、ついに今回テーマにしている難題の解決法を発見してしまったのです!

「ブログが見られて恥ずかしいのなら、羞恥心を鍛えればいいじゃない」
~管理人・アントワネット~

久しぶりに出ましたよ、名言。
つまりですね、メンタルを鍛えて身内にブログを見られても恥ずかしいと感じない強い精神力を身に付けようという事です。
発想の転換です、もう管理人さん天才ですね!

そこで早速メンタルを鍛える方法をネットで調べてみました。


メンタルを鍛える方法 ・その1 「何でも前向きに捉えるようにする。」

これはまさに今の自分に当てはまっていると思います。
プラス思考になっているこの時点で、既にメンタルトレーニングは一歩前進しているのです。
きっと良い成果が得られるでしょう!


メンタルを鍛える方法 ・その2 「運動をして健康な身体を維持する。」

心と身体はとても密接な関係にあるそうです。
健全な心は健康な身体から。
自分は日々ランニングや筋力トレーニングをしているので問題ないですね。
食生活にも気を使っています。
そう考えたら何だか精神が強くなってきた気がしてきましたよ!


メンタルを鍛える方法 ・その3 「欠点やコンプレックスを受け入れる。」

なるほど、確かにそうかもしれませんね。
欠点を素直に受け入れて克服出来れば、強い精神力を手に入れる事が出来るかも知れません。
そこで自分の欠点を考えてみました。

直ぐに弱音を吐く、言い訳ばかりする、口が臭い、足が臭い、脇が臭い、人に迷惑ばかりかける、友達いない、何をやっても中途半端、心配性、内弁慶、汗かき、給料泥棒、直ぐにあきらめる、親族の面汚し、初対面の人に怒られる、ブログのコメントでも怒られる、メールが母親からしか来ない、直ぐに人の悪口を言う、社交性が無い、面倒くさい事はやらない、仮性包茎、自分の非を認めない、出来ない理由を考えてやらない、小心者、同じマンションの女性に挨拶すると逃げられる、優柔不断、飲み会に誘われない、信頼されていない、揉め事を起こす、見栄を張る、遠出する日はいつも雨、将来性が無い、チャックが開いているのに気付かない、人の話しを聞かない、立場が下の人間にだけ強い、部屋が汚い。

いやもうね、円周率を暗記した天才小学生くらいの勢いでスラスラ出てきましたから。
何でこんなに沢山出てくるんだよ!
もう負の塊じゃないですか!
突然黒い霧の中から「ウヲォー!!!ウヲォー!!!」と雄叫びをあげながら具現化して襲ってくるレベルじゃないですか!

こんな沢山の欠点やコンプレックス素直に受け入れられるわけねぇーだろ!!
そもそも最初から受け入れられる精神力を持っているんだったらメンタルトレーニングなんてする必要ないんだよハゲ!!
こっちはもっと根の深い問題なんだよ!!


今回、死後に備えた情報管理という難題を熟考して答えを見出す事が出来ました。
改めて先の質問に答えようと思います。

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「自分のパソコン遺して死ねますか?」

劣等感ばかりの人間という事に気が付いて死にたくなりました。


何事も終わりって重要だと思うんです。

途中で失敗しても結果が良ければ成功と言えるし、それこそ「終わり良ければ全て良し」なんて言葉もあるくらいですから。
そしてこれは、反対に考えると終わりが悪ければ全てが台無しになってしまうという事でもあるんです。
例えば、野球では9回で登板する投手によって試合の勝敗が左右してしまう事があります。
それくらい最後の締めは重要なんです。

以前、職場に片山さんという上司がいまして。
この人は自分で考えたであろう面白ネタを頻繁に話してくるんですけど、これがまあつまらないんですよ。
隣にいた松浦君なんて話しを聞いているフリして携帯電話いじってましたからね。
なぜここまで片山さんの話しがつまらないのかと言うとオチが無いんです。
もうオチ無君なんですよ。
オチ無君って亀梨君みたいでカッコイイ響きですけど、この人の話しはホントつまらないんです。

起承転結ってあるじゃないですか。
締めにあたるオチは「結」になるんですけど、起承転結ってどれか一つでも欠けてしまうと話しがつまらなくなると思うんです。
だからこのブログもつまらないんてすよ。

うるせぇー!
つまらないとか言うな!!
時間を潰すために見ているだけとか言うな!!

ご覧になられている方々に、これならまだ新興宗教のサイコパスな教祖が配信するメールマガジンのが面白いよ、とか言われたらもう何も反論が出来ないんですけど、今回はちゃんと起承転結を順守して書いてみました。

起承転結と言えば4コマ漫画。
今回のテーマは梅雨です。


「気持ちも晴れないカブトゴリ」

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先月の源流域の探索。

探検!降雨の源流域 phase1

探検!降雨の源流域 phase2

釣りをしたらいきなり竿が折れて心も折れるという悔しい思いをしました。
なので、リベンジという事で再び行ってきましたよ。
前回は吊り橋の上からロープで宙吊りになったり、食糧を現地調達したりとエクストリームな釣りでしたが今回は普通の釣りです。

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夜明け前の林道を走る。

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天気予報では雨は午後からだったのに、到着と同時に降り始めました。
自分が渓流釣りに行くと9割の確率で雨が降る。

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前回は懸垂下降で橋の上から降りて入山しましたが、今回は傾斜の緩い坂を見つけて川まで降りていきます。

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薄暗い源流域に入山。

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水位は前回よりも少し低くなっていました。

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山は明るくなるのも早い。
歩きながら流れ込みなどの水流に変化のある場所を狙っていきます。

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そしてヤマメがヒット。

しかし、この後はなかなか2匹目がヒットしないので上流へ大きく移動する事にしました。

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一度川から離れて山へ入ります。

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しばらく歩いて発見したポイント。
なんかRPGに出てきそうな神秘的な池ですね。

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動物の骨が落ちていました。
写真に収める前に逃げられましたが、今回はサルとシカを発見しました。

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川に沿って移動。
高さがあってデンジャラスですね。
しかも雨で岩が滑るし。

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この辺りは前回来た場所よりも奥地になります。
地形が変わって岩場も目立つようになりました。
魚が着いていそうな流れ込みも多いです。

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しかし全く釣れない。

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上流に登り過ぎた感じがしますね。
ポイントを読み間違えました。
上に行けば行く程釣れるというミスリード。

それならば今度は少し下流を狙ってみます。

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途中、こんな土砂崩れの脇を通過して、

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しばらく歩くと前回釣果のあったポイントに辿り着きました。

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やはりこの流れ込みは魚が着いていますね。
簡単にイワナが釣れました。

そしてここからヒットが連発する。
渓流だけに流れに乗りましたよ!

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26㎝の良型。
源流域に居着いているイワナは腹部が黄色くなるそうです。

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今回は良型が多いです。

他にも15㎝程の小さいのが数匹釣れました。
やはり居る所には居るんですね。

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しかし、直後に雨が尋常じゃないくらい強くなりました。
水源からそれ程離れていないので鉄砲水は発生しないと思いますが、全身ずぶ濡れになったので下山しました。

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自分が渓流釣りに行くとなぜいつも雨になるのだろう。

と、まあ今回は3時間くらいの釣行でした。
これだけ釣れるのであれば自給自足の山籠もりも出来そうですね。
しかし、どうせまた土砂降りになるのだと思いますが。

雨の日は山に籠もるよりも、外に出ず家にひきこもるに限ります。


*** 使用タックル ***

ロッド:ダイワ プロキャスターX
リール:シマノ ヴァンキッシュ 2500S
ライン:サンライン トラウティストダークネス 4lb
ヒットルアー:スミス Dコンタクト

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人との交流は大切だ。
交流とはいわば人間関係を構築するコミュニケーションで、意思の伝達や情報交換など社会生活の基礎になっていると言っても過言ではないと思う。
例えば、交流によりお互いの意思の疎通が図れていれば窮地に陥ったとしても脱する事が出来るし、情報が共有されていれば物事はスムーズに運ぶ。

まあ人と交流が出来ていないお前が何インテリ気取って言ってんの?死ねば!って話しなんですけど、今プロ野球で交流戦をやっているじゃないですか。
交流戦とは、セ・リーグとパ・リーグのそれぞれのチームがリーグ開催中に対戦するというものです。
そして毎年この交流戦を見ると、以前自分が参加した職場の野球大会を思い出すんですよ。

その日もいつも通り鼻くそをほじりながら適当に働いていたら、そんなに仲の良くない同僚の松浦君に、いやまあ同僚は全員そんなに仲良くないんですけど、挨拶するのも微妙な仲の松浦君に話し掛けられましてね。
「今週の日曜日に皆で野球をやるんだけど、○○(管理人)君も来ないか?道具も揃ってるからさ。」
どうやら皆の交流を深めるために上司が野球大会を企画したらしい。
そういえば以前もサッカー大会というものが開催されていた。
その時は乗り気ではなかったので午後から渋々参加したのですが、到着したらもう片付けをしていて輪に入れず、一人でポカリ飲んで帰ってきました。
職場のこういうイベントは何とも迷惑な話しなのですが、今回は野球なので少し違います。
自分は野球部だったとかそういうのではなくて、むしろパソコン部でしかも幽霊部員だったんですけど野球は少し得意なんですよ。

大会といっても20人くらいしか集まらないのですが、今回は女性陣も応援で参加するらしい。
という事はですね、普段から「管理人さんストーカーみたいで気持ち悪いんであまり近寄らないでくれませんか。」という主旨の言葉を、オブラートに包まずわりとストレートに、それはもう藤川球児の火の玉ストレートくらいの剛速球で言われていて、もう職場でリストカットするレベルのそんな自分が人気者になるチャンスなのです。
これはもう皆と交流して親密な関係を築くための戦い、いわば交流戦なわけですよ。
特大ホームランを放ってグズでダメな人間を脱却してやろうではありませんか!


試合前、親友のひろゆきがスパイクの紐を結びながら話し掛けてきた。

ひろゆき「俺、実家の農家を引き継ぐ事になってさ、皆で野球をするのが今日で最後になるんだ。だからこの試合で勝って気持ちよく田舎に帰りたいんだ。」

管理人「そうだったのか。最近お前が元気なかったから、晴子ちゃん心配していたぞ。」

すると、ひろゆきは少し顔を曇らせながら答えた。

ひろゆき「実はな、彼女とはもう別れたんだ・・・」

遠距離恋愛なんて上手くいくはずがない。ひろゆきと晴子はお互いの事を考えて別れる事を決意したのだ。

そして、「プレイボール!!」という声が灼熱のグラウンドに響き試合は始まった。

ひろゆきは中盤に失点するものの、9回まで完投して強豪相手に3失点で切り抜けた。
しかし反面、打線は相手投手の好投により0点に抑えられていた。
0-3で迎えた9回裏。
フォアボールとエラーが絡み二死満塁の好機。

最後の打者になるかもしれない状況で管理人に打順がまわってきた。
バッターボックスに入る前、管理人は試合前日に晴子と交わした約束を思い出す。

管理人「自分がこんな頼みをするのは余計なお世話かもしれない、だけど聞いてくれ!ひろゆきは晴子ちゃんの事を誰よりも大切に思っているんだ!別れ話をきり出したのも晴子ちゃんに遠距離恋愛で辛い思いをさせたくないからなんだ!」

晴子「私だって・・・、私だってひろゆきの事が・・・、だけどもう別れるしかないのよ!」

管理人「明日の試合、ひろゆきが先発で投げるんだ。だから必ず見に来てくれ。そして試合に勝つ事が出来たら、あいつの事もう一度考え直してほしい!」

二人には幸せになってほしいんだ。だからこの試合は絶対に負けられない!
この気持ちは夏の甲子園とはまた違う、初めて人のために勝ちたいと思った。

1球目、2球目と相手投手の鋭いスライダーに管理人は手が出なかった。
しかし3球目、変化球が僅かに甘いコースに入ったのを見逃さなかった。

「カキーーーーン!!!!」

快音と共に打球は晴天の球場を舞いレフトスタンドへと消えていった。
そこには大粒の涙を流す晴子の姿があった。


と、まあ自分が逆転満塁サヨナラホームランを打ったので、ひろゆきと晴子のよりが戻って1年後に二人は結婚するんですけど、この人たち誰?
職場にひろゆきと晴子なんて人間いねぇーよ!!馬鹿じゃねぇーのお前、また妄想かよホント死ねばいいのに!!オリックスのブランコの打ったファウルライナーが側頭部に直撃して死ね!!
あとお前、甲子園なんて行った事も見た事もないだろ!!もう全てが捏造じゃねぇーか!!

野球大会の前夜、布団に入ってからにこんな事を考えていたら朝になってた。
で、寝坊した。

まあそれでもホームランを打ってやろうと意気揚々と大会の行われている公園に到着したんですけどね、もう目を疑いましたよ。
グラウンドを借りてやるのかと思っていたんですけど、なんでもない芝生にベースの代わりにペットボトル置いてやっていましたからね。
しかも位置がずれていて三塁が真ん中に寄っちゃったりしているんですけど!
そして。バットはプラスチックの遊具で、ボールはゴムのカラーボールでして。
いやまあ、勝手にスケールを大きくして勘違いしていた自分が悪いんですけど、あと寝坊で途中参加というのは人としてもっと悪いんですけど、少し落胆しました。

半分凍ったポカリ片手に試合の展開を聞いてみると、半沢さんというわりと偉い上司が好投をしているらしい。
この半沢さんは死神みたいに血相の悪い顔をしていて、デカイ鎌を持たせたら間違いなく命を狩ってくるであろう恐ろしい上司でして。
まあ実際少しアレな人なので、鎌に限らず刃物を持たせたらホラー映画の殺人鬼みたいにサイコな恐怖を感じると思うんですけどね。
そんな半沢さんが、6回だったか7回だったかの時点でフォアボールでランナーを出しているものの、ヒットを1本も打たれていないんですよ。
球はそんなに速くないのですが不思議と奪三振の山を築いていて、もうベンチとか応援しに来ている女性陣の間にノーヒットノーランの空気が漂い始めていたんです。

これはかなり手強いですよ。
そして試合に飽きた松浦君の代打で自分に打順がまわってきました。
よし!ひろゆきと晴子のためにホームランを打ってやるぞ!!
実在しない人物だけど。

この時、上山さんという上司がセカンドの守備に就いていましてね。
で、このハゲが他の守備に向かって「おい!前だ、前!」とか合図を出して前進守備にシフトしやがるんですよ。

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投手と捕手以外の7人が揃って前に出てくる。

あのですね、これって自分からすると物凄い屈辱なんですよ。
つまりですね、守備を前に動かされるというのは凡打しか打てない無能だと認識されているんです。
もう眼科とか保健室にある視力検査のCって書かれたやつを置いて、わりと小さく書かれたCでもどっちを向いているか分かるんじゃないかってくらいの距離まで前に出てきていましたからね。
コイツ仕事でもいつも凡打でアウトになっている役立たずなんだから、どうせ野球をやってもボテボテの内野ゴロしか打てないんでしょ?って思われているんですよ。
うるせぇー!!社会的に凡打になっているとか言うな!!

そんな状況の一球目。
ストライクゾーンにふわふわした球がきた。
なんか、きゃりーぱみゅぱみゅみたいに緩くてふわふわした球がきた。

「ボンッ!!!!」

ゴムボールだから良い音は響かないんですけど、フルスイングで完全に芯を捉えましたよ。
きゃりーぱみゅぱみゅが雲一つない青空の中へ消えていった。
打球は外野の守備を飛び越え、落ちた後も勢いは衰えず転がっていきます。
ランニングホームラン!!
だってフェンスも何も無いんだもん。
やりましたよ、1点先制です!
それと同時に半沢さんのノーヒットノーランを阻止してみせました!
これで確実にこの試合のヒーローですね。
今まで長かったですが、ようやく皆の人気者になれました。
そして、もう明日からは職場の野武士みたいな顔をしたブスのお局さんに「あの子なんだっけ・・・、ほら、あそこのあれよ、あんまり動かない子。」とか言って名前を忘れられる事もなくなると思うんです。
いや名前を忘れるのは別にいいんですけど、それを本人に聞こえるように言うなバカ、カス、毛虫!!
そんな事はもう過去の出来事です。
試合で値千金の大活躍をしたのですから、これからは人気者です、THE人気者ですよ。
しかしですね、ペットボトルで出来たダイヤモンドを一周してホームに戻ってきたらなんか皆すごい微妙な顔をしているんですよね。
松浦君なんて自転車にいたずらされてサドルだけ盗まれたみたいな微妙な顔をしていましたからね。

こうして自分の交流戦は終わった。

後日、松浦君から聞いたのですが、どうやら上司の半沢さんの機嫌を良くするために皆わざと空振りしていたらしい。
これが本当の社会人野球ですね。
あくまで自然な感じでノーヒットノーランの展開を組み立てていたのに、遅刻してきた自分がいきなり代打で特大のランニングホームランを打ってシナリオを台無しにしてしまったようです。
ちょっと待って下さいよ、そんなデリケートな試合だなんて分かるわけないじゃないですか!
もう脱皮したばかりのザリガニくらいデリケートじゃないですか!
しかもですね、打った後に半沢さんの方を見ながらガッツポーズとか万歳とか、プロ野球だったら間違いなく報復デッドボールを受けるレベルのパフォーマンスをしているんですよね。
もうあの死神みたいな半沢さんに報復で命を狩られてもおかしくないレベルなんですけど。
見えない鎌を振りかざされて社会的にクビを飛ばされる状況に陥ったら目も当てられません。

なので、松浦君に「それならそうと、なんで事前に教えてくれなかったんだよ!」と問いただしたら、「だってお前、飯とかいつも一人だし誰とも喋らないじゃん。」と言われました。
悔しいけど確かにその通りだ、ぐうの音も出ませんでしたね。
その後、しばらく半沢さんの報復デッドボールに怯える日々が続きました。

ちなみに、野球大会の後に打ち上げがあったそうなのですが、周囲と交流が出来ていない自分はその事も知りませんでした。

やはり人と交流するのはとても大切だ。
日常の何気ない会話でも、それが人間関係を構築するコミュニケーションとなっている。
互いを理解し合い信頼関係が生まれるだけではなく、意思の伝達や情報交換などあらゆる社会生活の基礎になっているのだと痛感させられました。

もう野球大会に誘われるかは分かりませんが、普段から会話のキャッチボールはちゃんとしていこうと思いました。

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