仕事中、時計を見ると秒針が止まっているように見える事があります。
    あれってこちらが見ていない時に絶対動くのサボっていますよ。

    時計が進まなかったらいつまでも帰れないじゃないか。
    ちゃんと動けよな!

    そもそも時間というのは何なのだろう。
    この概念は数ある生物の中で人間にだけ存在している。

    今日は仕事をサボってこんな事を考えていたら退勤の時間になっていました。

    時間があっという間に過ぎていた。




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    先日、久しぶりにランニングをしましてね。
    最近はあまり走っていなかったので、足がキャタピラかってくらい全然動かなかった。
    もうコマツのブルドーザーみたいになってた。
    足は動かないわ、6月なのに暑いわ、おまけに脇は臭いわで12km走っただけで死にそうになりました。
    なんかもう、途中から頭の中でZARDの「負けないで~♪も~う~少し~♪最~後~まで~走り抜~けて~♪」がエンドレスでリピートされて、24時間マラソンみたいになっていたし。

    そういえば、先週くらいに今年のランナーが発表されていましたね。
    今年は落語家の林家たい平さんだそうで。
    24時間テレビって毎年色々と賛否意見が飛び交っているじゃないですか。
    まあ自分は同等の活動をするか同額の寄付をしないと番組を否定する資格が無いと思っているので否定的な事は書きませんが、一つ提案があるんですよ。

    24時間マラソンって、タレントや有名人が高額なギャラを貰って走るよりも、ランナーを募って一般人が走った方が視聴者の共感を得られると思うんですよね。
    こんな世の中ですから、ブラック企業に勤めているサラリーマンが走っていたらやっぱり応援したくなるじゃないですか。
    ブラック企業のサラリーマンは年中無休で24時間走らされているようなものですから。
    もうゴールが無くなっているじゃないですか。
    汗だくになりながら走って、ZARDの「負けないで~♪も~う~少し~♪最~後~まで~走り抜~けて~♪」なんて流れてきたら涙が止まらねぇーよ!

    ZARDの曲が勇気と感動を一層引き立てますね。
    まあしかし、42.195km走るのは凄いと思うんです。
    自分は子供の頃から走るのが苦手だったので、マラソン大会も気が重くてとても嫌でした。
    マラソン大会なんて無くなれば良いのにと思っていたし、それどころかもう銀河ごと滅んで無くならないかなとすら思っていました。
    しかし、そんな卑屈な自分にZARDの「負けないで」が大切な事を教えてくれました。


    あれは中学二年生の時でした。
    毎年恒例のマラソン大会を控え、体育の授業でも本番と同じ4kmのコースを走る事になりまして。
    自分の通っていた学校は荒川の直ぐ近くにあったので、校庭を半周して学校の外に出たら、その後は一直線に伸びる土手をひたすら走るというものでした。

    今でこそ4kmなんて簡単に走れますけど、中学生の頃の4㎞って言ったらフルマラソンくらいの感覚ですから、もうZARDの「負けないで」が流れてきちゃうくらいの距離ですから、体育でマラソンをやるのが本当に嫌だった。
    それに、中学生とか小学生の時って、勉強でも運動でも何でもそうですけど、順位がその人の価値みたいになるのがあるじゃないですか。
    100m走で一番の子は女子からモテるし、反対にビリになると人気も底値更新して、給食の時に隣の席の川口さんから「ゴミ虫」とか言われて机を離されるじゃないですか、神に誓って自分の事じゃないですけどグスン。
    なので、中学のマラソン大会も人間としての格付けをされているようで、それこそマラソンなだけに足取りが重かった。

    しかし、体育の授業で走る時、準備運動をしていたら隣にいた志田君が「ヤベ~よ~、俺ぜって~ビリだよ~、管理人君一緒に走ろうよ~。」と声を掛けてくれましてね。
    この時、自分は何だかとても安心した気持ちになりました。
    二人で一緒にゴールすれば順位が悪くたって恥ずかしくない。
    それどころか、辛いマラソンが楽しくなるかもしれないとすら思いました。

    志田君ありがとう。
    君と友達で本当に良かったよ。
    そんな志田君と並んでスタート地点につき、スタートの合図を待ちました。
    練習ですが、本番と同じ段取りで進んでいきます。
    そして、ピストルの「バン!!!」という音が校庭に鳴り響き、皆一斉に走り出しました。

    そしたら志田君は校庭を出た直後、先頭集団と共に遥か前方へと消えていった。
    どチクショーー!!!あのメガネ裏切りやがった!!!!

    で、自分は結局、中間とビリの間くらいという何とも微妙な順位でゴールしました。
    しかも、順位が悪かった人は翌日の放課後に残って走らされるという、何とも迷惑なサプライズが待ち受けていました。

    そして、翌日の放課後。
    田代君という太っちょの子も残らされていたんですけど、準備運動の時に「田代君、一緒に走ろうよー。」と声を掛けたら「どうせ裏切るんだろ。」と言って断られました。
    バレてるじゃねぇーか!

    で、この日も一直線に伸びる先の見えない土手をひたすら走り続けました。
    走っている最中、頭の中でZARDの「負けないで」がエンドレスで流れてた。
    負けないで~♪ってもう負けで良いから走るの辞めたいわ!

    そんな事を考えながらやっとこさ走り終えましてね。
    ヘトヘトになりながら水道のところで水を飲んでいたらサッカーボールが飛んできたんです。
    放課後はよく不良の三年生たちがサッカーをしていたんですけど、彼らのボールが飛んできたようでした。
    サッカーゴールの方に目をやると清水君という三年生が「ヘイ!!!(こっちによこせ)」と言ってボールを指さしています。

    この清水君というのは三年生の不良グループの中でも別格でとにかく怖いんですよ。
    他のクラスの子なんてぶん殴られて顔に大きなアザが出来ていましたからね。
    今で言ったらイスラム国と同じくらいの恐怖だった。

    自分も以前、階段の踊り場で絡まれた事があるんですけど、その時は恐怖のあまりオシッコ漏らしちゃいそうになりました。
    校舎の屋上へ出る所にはわりと広いスペースがあって、そこには使っていない机とかが無造作に置かれていたんです。
    自分は誰もいないその場所が気に入っていて、いけない事なんですけどゲームボーイを持って行って休み時間にコッソリやっていたんです。
    しかし、ある日、ゲームボーイをやっていたのが不良の三年生たちに見つかってしまいましてね。
    そして、4~5人に威圧されるように囲まれ、清水君に「ダメじゃないか、学校にこんな物を持ってきたら。よし分かった!これはお前が反省するまで俺が預かっておいてやる!」と言われてゲームボーイを没収されてしまいました。
    事実上のカツアゲじゃねぇーか!!

    で、マラソンの練習が終わって水を飲んでいたら三年生のサッカーボールが飛んできたわけなんですけど、清水君は怖いから脱兎の如く逃げ出したいんですよ。
    しかし、こりゃもう気付かないフリして立ち去るのは無理な状況なんです。
    なので、ビクビクしながらボールを拾って清水君にミドルパスを出したんですけど、そしたらサッカーゴールの横であぐらをかいてポテトチップスを食べていた渕上君という、これまた超ド級に怖い三年生に直撃しちゃいましてね。

    「ゴラぁあああああ!!!!テメェーこっち来いよコラぁ!!!!!」

    もうレッドカード10000枚くらいのペナルティーですよ。
    ホント殺されるんじゃないかって思った。
    生命的に人生を一発退場させられるんじゃないかって思った。

    よく警察に密着する番組で、暴走族が顔にモザイクを掛けられて音声も加工されて暴れているじゃないですか。
    あれの無修正版みたいな絵面になってた。

    そしてブチ切れた渕上君が自分の方へ物凄い勢いで突進してきましてね。
    そんな所に座ってポテチ食ってるあんたが悪いんじゃねぇーか!
    だいたい校則違反だろそれ!

    もう死にもの狂いで逃げましたよ。
    マラソンを終えた後なのに自分でも驚くくらいの快足を発揮していました。
    あのサッカー部の渕上君から逃げ切りましたからね。
    マッハ4くらい出ていたと思う。
    そのまま教室に戻って、カバンを取ったら体育着のまま学校をエスケープしました。

    なんだ、やれば出来るじゃねぇーか。


    「負けないで」


    人は気持ち次第でいくらでも走れるんです。
    これは大人になった今でも感じる事がある。
    ランニングにしたって、今日は頑張って沢山走るぞ!と思うと、不思議と身体が軽くなってスイスイ走れちゃいますし、反対に最近忙しかったから今日は無理しないで走ろうと甘えた考えでいると直ぐにバテてしまうんです。
    何もこれはランニングだけに当てはまるわけではない。
    ZARDの曲は中学生の頃の自分に、何事も最後まで精一杯走り抜けという大切な事を教えてくれました。


    「負けないで もうすこし
    最後まで 走りぬけて
    どんなに離れてても こころはそばにいるわ
    追いかけてね はるかな夢よ 」


    何だかとても深い詩に感じられます。
    24時間マラソンにもピッタリの素晴らしい曲だと思います。
    改めて考えてみると、スタジオで涙している人の気持ちが少しだけ分かったような気がしました。
    中学生の頃の自分も、ZARDの曲に勇気をもらったのですから。


    ちなみに、渕上君に追い回された日の夜、塾の帰りにジャスコに寄り道したら偶然彼らに遭遇してあっさり捕まってしまいました。
    引きずられるように人気のない階段に連れていかれ、仕返しとばかりに太ももにヒザ蹴りをお見舞いされました。
    流石サッカー部、スポーツマンシップに則り手を使わない。

    そして、募金という名目でお小遣いを寄付させられ、事実上のカツアゲ被害に遭うのでした。

    「負けないで」

    もう涙が止まらない。


    北海道の山で小学生が置き去りにされた事件、もうね、あの少年は立派なサバイバーですよ。

    今回の事件は遭難とは少し違う面もありますが、警察庁の統計だと2014年の遭難は全国で2293件、遭難者は2794人、うち311人が死亡あるいは行方不明になっています。
    (2015年の統計は現時点で未発表)
    交通事故での全国の死者数が毎年4000~5000人なので、これと比較すると遭難の死者数って多い印象を受けますね。
    やはり自然は厳しいです。

    今回の北海道の事件では自衛隊の廠舎に水道とマットレスがあった事が幸運でしたが、小学二年生がこの幸運を見逃さず、発見されるまで冷静に留まったのは賢明な判断だったと思います。

    遭難した場合、移動せずその場に留まって救助を待つというのも生還するための重要な手段なんですよね。(自己完結出来ていない時点で失格ではありますが)
    登山ではわりと常識です。
    無暗に動けば体力を消耗するし、軽装なら怪我や滑落のリスクも増えてしまいます。

    置き去りにされた小学生も、十分な水を確保出来る場所を見つけたら移動せずその場に留まった。
    そして、10℃を下回る夜間はマットレスに挟まって体温を保つ。
    発見時の写真を見たらTシャツ姿だったので、マットレスで体温低下を防げたのも生存に繋がったと思います。

    他にも、知恵を絞って使えるものは何でも使っていたのでしょう。
    生き残りの鉄則ですね。


    まあしかし、無事に発見されて良かったんですけど、各機関が一週間血眼で捜索しても手掛かり一つ発見出来なかった上に、始めは親も警察に嘘をついていたので自分は単なる置き去り事件ではなく殺人事件なのではないかと疑っていました。
    教育評論家の尾木直樹さんも殺人事件を疑った書き込みをしてブログが炎上していますが、実際両親に疑いを持った人間は多いのではないでしょうか。

    それなのに小学生が発見された途端、手の平返しで尾木直樹さんを攻撃しだすのってもうただのクレーマーじゃねぇーかよと思います。
    意見や自論があるのなら、人のブログに書き込むよりも自身でブログやSNSを立ち上げてそこで納得のいくまで主張した方が説得力があるのではないでしょうか。

    と、最後にネットのクズ共を批判する書き込みをしてこのブログも炎上しやしないか、マットレスに挟まりながらビクビクしています。


    小学生の時、お祭りの金魚すくいで捕った金魚を学校の池に逃がしてあげた事がありました。

    この池なら広いから自由に泳ぎ回れるはずだ。
    いつまでも幸せに暮らせるだろう。
    自分は、出店の桶から金魚を助けてあげた気になっていました。

    しかし、池に金魚を放したらコイに一瞬で食べられてしまいました。
    これじゃ金魚救いじゃなくて金魚殺しだよ。

    もう後の祭りでした。

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