前回の続き

妙義山 金洞山ルート 鷹戻し phase1

デンジャラスな鎖場と稜線を越え、ようやく鷹戻しに到着した管理人。

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これが滑落事故の多発している鷹戻し(鷹返し)です。

複数の鎖場が続いて合計60mになります。

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急斜面をトラバースして岩の先端に到達してから垂直の崖を降りる事になります。

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鎖の先が見えなくなっています。

60mと言ったらビルの20階程の高さなので、もう岩の先端に行く事すら躊躇してしまいますが、まあ落ちたら落ちたで仕方がありません。
慎重にトラバースして岩の先端に行ってみます。

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そして下の方を覗いてみると・・・

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なんともデンジャラスな高さです。

鎖の一番下は見えません。
写真にすると視野も狭くて臨場感が全然伝わりませんが、実際の高度感は凄まじかったです。
崖の下には髑髏が無数に転がっているのではないかと思えてきました。
途中いくつか木が生えているので滑落しても運が良ければ引っ掛かるかもしれませんね。

さあ、降りていきますよー!!
岩が滑らかなので足を掛けるポイントを間違えれば奈落の底へ一直線です。

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崖はほぼ垂直です。

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そして中日ドラゴンズのマスコット、ドアラが登場。

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怒られる、日本一危険な鎖場でこんな悪ふざけをしたら後で絶対怒られる。

ドアラだけ残して滑落したら目も当てられない。

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全体的に滑らかで足を掛けられるポイントが少ないので腕力と信頼出来るグローブが必須です。
自分は、メカニクスウェアのM-pact Gloveを使用しています。

そして、いつ足を踏み外しても対応が出来るように、手で鎖をしっかりと握りながら降りていきます。

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中間の辺りも滑らかで足を掛け辛いですが、崖自体が波打った形状をしているので少し降り易くなりました。

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高度が下がってきました。

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下の方は一般的な鎖場と同じような感じです。

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トラバースするポイントもあります。

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ようやく降りてきました。

崖の途中でもう少しアングルに拘った写真を撮りたかったのですが、そんな余裕はありませんでした。
まあしかし、途中で危機に直面する事も無く無事に降りる事が出来ました。

このブログの管理人はブログでスベっても崖では滑らないのです。
だから落ちないのです。
記事もオチないのです。

雨が降りそうなので、くだらない事を言っていないで先を急ぎましょう。

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遠くの切り立った山の頂上にキノコ型の建造物を発見しました。

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レーダー施設でしょうか。

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鷹戻しの直ぐ後にも短い鎖場がありました。
鷹戻しは複数の鎖場が連なっているので、もしかしたらこの鎖場も含まれるのかもしれません。

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最大の難所を越えましたが油断は出来ません。
ここは金洞山です。
通常の道であっても少しでも足を滑らせれば崖下へ転落してしまいます。

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急斜面を下っていきます。

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それでもまだ高度はあります。

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途中、振り返ってみると先程の鷹戻しが見えました。

断崖絶壁を降りていた事を改めて実感しました。

少し歩くと分岐ポイントに到着です。

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ここで問題発生です。
鷹戻しを降りた後の登山道を進むと、前回登った白雲山の相馬岳へと続きます。
鷹戻し~相馬岳の間に一か所だけ一般道に出られる分岐ポイントあり、ここから脱出する計画です。

しかし、この分岐ポイントはどうもおかしい。
自分のマップには載っていない地名の標識が出ています。
コンパスを出して方角を確認すると、分かれている道は反対方向の山脈の奥へ続いています。
しかし、マップを見ると鷹戻し~相馬岳の間には分岐ポイントは一か所だけになっているので、この分岐で下るのが正しいのかもしれません。

まあ、ここはコンパスと自分の考えに従って相馬岳方向へ向かいましたよ。

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って、あれ!?

また険しくなっているんですけど!!
岩が濡れていて凄い滑るし!!
さらに登りも続くのでこのまま相馬岳に続いている感じです。

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とにかく進んでみます。

20分程歩いたところで道を間違った感じがしたので引き返しました。
また危険なトラバースを通過して分岐ポイントへ戻ります。

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今度は下りの道を進みます。

そしてまた20分程歩いたところで違和感を感じました。
というか初めから違和感しか感じられない道でしたが。

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やはりこの道は山脈の奥へと突き進んでいます。

コンパスで確認しても反対方向へ続いています。
間違っている!!
なので再び引き返します。

DSCN0870.jpg
またまた戻ってきました。

最初に選択して進んだ道を進みます。

DSCN0874.jpg
本日3回目!!

こっちはこっちで登りが続くので間違っている感じがします。
雨が降りそうなのでとにかく早く下山したい。
焦りで体力も余計に消費します。

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もう蟻地獄みたいです、早く一般道に抜けたいんですけど!

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道が赤くなりました。
鉄分を多く含んだ石が酸化しています。

しばらく歩き続けると、

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ようやく分岐ポイントの堀切に到着しました。

やはりコンパスで照らし合わせて最初に進んだ道が正解でしたね。
1時間半も無駄に体力を消費してしまいました。

そういえば自分はドラクエもいつもこうでした。
やっぱりさっきの道が正しいのではないのか、見落としているのではないのか、と思って同じ所を行ったり来たりして先に進まないのです。
考えてみれば人生も同じですよ!!
いつまで経っても結局先に進んでいない。
あぁ~あ、人生にもセーブポイントがあればいいのに。

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そんな事を考えて降りていたら、あっという間に一般道に出られました。

あとは散歩感覚でスタート地点の中之岳神社に戻るだけです。

と思って歩いていたら、

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階段!

なんでまた登りになっているんだよ!!

この階段を登り終えてさらに進むと、

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今度は鉄階段!!

上を見上げた時の絶望感。

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結局170段ありました。

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険しいところを進みますが一般道なので足場は整っています。

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あと1kmです。

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小雨ですが降ってきました。
この後、直ぐにやみましたが本格的に降る前に下山しましょう。

石門を通過。

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全体が収まっていませんが下をくぐれます。

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金洞山ルートへ入る分岐ポイントに戻ってきました。

あとは来た道を戻るだけです。

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そして中之岳神社に到着!

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この階段を登ったのが何日も前に思えます。
一般の観光客を見た時の安堵感!

13:20 駐車場着

行動時間は7時間30分。
道を間違えたり写真を撮ったりしなければ5時間程度で戻ってこられるので案外手軽ですね。

どこがだよ!!!
手軽にあんな危険な山にハーネス無しで行きたくない!!

しかし、とてもデンジャラスな鎖場と稜線が続く金洞山ですが、恐怖の反面崖を登り降りする心地よさを満喫出来たので楽しかったです。
短距離に難所が連続するので大人版の巨大アスレチックと言いましょうか、とにかく胸が高鳴る山でした。
命懸けのフィールドアスレチックですね。


雨は日没後からの予報だったのですが昼過ぎから降り始めてしまいました。
鷹戻しで悪ふざけをしたので山の神を怒らせてしまったのかもしれません。

山の神にフラれて雨にも降られてしまいました。



~追記~

翌年、鷹戻しの登攀の様子を動画撮影しました。

http://asitakangaeru.blog.fc2.com/blog-entry-256.html

takamodoshi13.jpg

コメント
いやあ、楽しんでいる感は充分伝わりましたが、
生きて帰ってこそですね。お疲れ様です。
2014/10/29(Wed) 22:42 | URL | takako.t.maru | 【編集
無事に帰って来られて、良かったですよ。

途中の鎖場の(下りている写真は)全て動画ですか?

命、大切にしてください。
2014/10/29(Wed) 23:13 | URL | アイハートブレイン | 【編集
お疲れさまでした!

普段からこういうデンジャラスな活動がデフォで、
その一部をかいま見てるだけなのかもしれませんが
記事が更新されるたびに、どんどん危険度が増してるような気がします。
ほんと気をつけてくださいね。

それにしてもすごい臨場感・・
そしてドアラ
2014/10/29(Wed) 23:42 | URL | serpentsea | 【編集
こんばんは。

生命の危険に晒されて
はじめて『生』を実感するような、そのスタイル!
おもしろいけど、ヤバイですよ((笑))

隠し玉(ドアラ)も、臨場感高し!
まっ白なユニフォームが清潔感高し!


2014/10/30(Thu) 00:37 | URL | いとしこいし | 【編集
お疲れ様でした♪
・・・って、ふざけ過ぎじゃないですか(笑)

無事に帰って来れたから、笑えますけど(笑)

小道具(ドアラ)とか、よくあの断崖で遊べましたね。

ブログのネタの為なのか、スリルを楽しみたい行動なのか?(笑)

でも、ほんと雨が降る前に戻れてよかったですね♪

もう少し迷っていたら、ほんとにヤバかったのでは!?
2014/10/30(Thu) 01:21 | URL | らいふ | 【編集
こんばんは
お写真で、
ぐったり、、しちゃいました。

吸い込まれそうで、、
足も背中も思い出してざわざわ。
空中に居る様な、間違えられないあの感じ。
独行で、、、もう、、見てるだけで、

これ、一日の事なのですものね。
白髪が出来たみたいな気分、(+o+)

体験できなことを見せてくださってありがとうございます。
また、スリル支度でみてしまうのですが、、
ホント、、笑、」おねしょしないようにねむります、、そんな感じのスワ~~としたこわさです。
2014/10/30(Thu) 04:21 | URL | hippopon | 【編集
おはようございます。思わず拍手パチパチ・・・・・。凄い所ですね。山の番組より迫力がありました。見るのは好きですが、私は、ハイキングコースでももう歩くのに必死です。楽しませて戴きました。
2014/10/30(Thu) 05:39 | URL | ピーちゃんこ | 【編集
こんにちは。

ぼっち感の演出の為にわざわざドアラ用意しているところが流石ですね。
これ見ちゃうと、こっちはドアラの格好してこの鎖場を、って気になっちゃいますね。やりませんけど。

分岐の件も鼻水飛び出させながらウケちゃいました。

いつ見ても感心させられます。
2014/10/30(Thu) 12:36 | URL | ごくつぶ | 【編集
takako.t.maruさん、コメントありがとうございます!

確かに生きて帰ってこそです!
危険な事をする時はいつも怪我をしないで帰る事を目標にしています。
今回は少しくらい怪我するだろうと思っていましたが無事に帰れて良かったです。
2014/10/30(Thu) 21:40 | URL | ZAN | 【編集
アイハートブレインさん、コメントありがとうございます!

鷹戻しの鎖場は動画ではないので、その都度崖の途中で止まってカメラ片手に撮っています。
自分は左腕だけでも荷物を含めた体重を支えられますが、滑落しないように細心の注意を払っています。
無地に戻れて良かったです!
2014/10/30(Thu) 21:42 | URL | ZAN | 【編集
serpentseaさん、コメントありがとうございます!

ブログには書いていませんが、お察しの通り昔からデンジャラスな事はしていますよ。
一方で自分は慎重でもあるので、出たとこ勝負みたいな気持ちではやりませんし無理もしません。
事前に情報を集めたり準備をしたりします。
だったらハーネス(安全帯)しろよ!と言われそうですけどねw
2014/10/30(Thu) 21:47 | URL | ZAN | 【編集
いとしこいしさん、コメントありがとうございます!


今回も写真を沢山撮りましたが、一番上手く撮れていたのはドアラですかね。
シュールな画と臨場感が気に入っています。
もう少し色々な角度から撮りたかったのですが崖がデンジャラス過ぎてこれが限界でした。 

>まっ白なユニフォームが清潔感高し!

過酷な鎖場で汚れて茶色くなってしまいましたよw
2014/10/30(Thu) 21:50 | URL | ZAN | 【編集
らいふさん、コメントありがとうございます!

ドアラはザックに入れると取り出せないので、上着のファスナーを少し開けて胸の部分に押し込んで崖を降りました。
この状態で滑落して死んだら間抜けな姿を晒してしまうので目も当てられないですね。

>ブログのネタの為なのか、スリルを楽しみたい行動なのか?

もちろん両方です!
2014/10/30(Thu) 21:52 | URL | ZAN | 【編集
hippoponさん、コメントありがとうございます!


試しに鎖にしがみ付いた状態で真下をじ~ッと眺めてみたのですが、吸い込まれそうになって恐怖で体が硬直しました。
子供の頃に登り棒のてっぺんに夢中で登って下を見たら怖くて動けなくなったあの感じです。

今回は本当に長く感じられましたね。
気の抜けるポイントが殆ど無いので終始緊張状態です。

>おねしょしないようにねむります

自分も崖にしがみ付く夢を見ておねしょしないように気を付けます。
2014/10/30(Thu) 21:54 | URL | ZAN | 【編集
ピーちゃんこさん、コメントありがとうございます!

妙義山は険しい山ですが、下の方には中間道(一般道)も通っていてハイキングをされている方も結構いましたよ。
道も整備されていますし、ここまで切り立った山をハイキング感覚で見られる場所はあまりないと思います。

しかし上級登山道は中間道とは雲泥の差で、見ての通りデンジャラスです!
2014/10/30(Thu) 21:57 | URL | ZAN | 【編集
ごくつぶDさん、コメントありがとうございます!

ドアラの格好はしない方がいいですよ。
球場でのパフォーマンスでよく転んでいるので縁起が悪いです。
だからあの球団は起き上がっても直ぐに転んでしまうのです。

まあしかし、ドラゴンズなだけに登竜門である鷹戻しを制したので来シーズンに期待です。

日本一の座をホークスから取り戻してやりましょう。
これが本当の鷹戻しです。
2014/10/30(Thu) 22:05 | URL | ZAN | 【編集
高所恐怖症の私は、読んでいて髪の毛が逆立ちました。
2014/11/02(Sun) 07:24 | URL | 火蛾 | 【編集
火蛾さん、コメントありがとうございます!

自分もツインテールが逆立ちました。

この山は高いところとスリルが好きな自分でも恐怖で体が硬直してしまうポイントがありましたからね。

しかしまた来年行ってきますよ!

来年はポニーテールにして行こうと思います。
2014/11/03(Mon) 00:15 | URL | ZAN | 【編集
高所恐怖症
なので、こんなところ、とても行けません。
いや、それ以前に、恐怖を感じられるところまで行けないかも。
上高地でも迷うくらいの、恐ろしくも美しい方向音痴ですからね。
2014/11/06(Thu) 18:21 | URL | おまたせくまちゃん | 【編集
おまたせくまちゃんさん、コメントありがとうございます!

切り立った山なので出発から急な登りが続きますからね、体力が無ければキツイですよ。
自分も稜線に出るまでにかなり体力を消耗させられました。

ちなみに自分は人生という道に迷っています。

逮捕されたりして崖下に落ちない様に気を付けます。
2014/11/07(Fri) 00:14 | URL | ZAN | 【編集
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