物事には必ず表と裏がある。

ニュースで報じられている事件事故にしたって、表側のごく一部の事しか報じられていないわけで、その裏側には想像も出来ないほど複雑な事が起こっていると思うのです。

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裏側には様々な出来事があり、私達の見ているものなんてその表の一部でしかないのです。

例えば、ペットショップでケージに入った子犬を眺めながら「かわいいー、買って買ってー!」と子供が母親にねだる光景なんて珍しくないし少し微笑ましくすら感じられます。
しかし、ペットショップの裏側はとても悲惨だったりします。
売れ残ったペットの末路など、あの明るい店内からは想像がつかないと思うのですよ。

小学生の頃、休み時間に大きい方を漏らしてしまった坂本君にしたって、自分を含めたクラスの皆は坂本君が漏らしてしまったという結果としての事実しか見ていないわけで、坂本君の視点からすればそこには壮絶な葛藤や出来事があり、もうそれだけで原稿用紙10枚くらい書ける物語になっていたのだろうと思う。
あといきなり汚い事を書いて本当にごめんなさい。
特にお食事中の方がおりましたら深くお詫び申し上げます。
今すぐおかわりして下さい。

自分の好きな野球も同じで、甲子園なんかは淡々と試合が進められていますが、溶けるような暑い夏に節電を無視してキンキンに冷えた部屋からテレビ中継で見ている高校球児の姿なんて彼らのほんの一部でしかないし、その裏側には想像も出来ないほどの物語があると思うのですよ。

ひろゆきと亮は地元の高校の投手で親友でもありライバルでもある。
亮は野球の才能を持っていて先発投手として信頼が厚い。
ひろゆきも負けじと先発の座を狙っていた。
野球部のマネージャーのあき子はひろゆきの幼馴染で、いつも彼の事を気に掛けていた。
ひろゆきは肩の持病が悪化して医者から野球をやめるように言われていたからだ。
これ以上肩に負担を掛ければ、今後の日常生活に影響を及ぼすほどの事態を招いてしまうのだという。
ひろゆきにとっては、この夏の甲子園が人生で最後の試合なのだった。

甲子園での試合が迫っていたある日、部室ではミーティングが開かれていた。
しかしそこに亮の姿はなかった。
こんな大切な時に亮は何をしているんだ、ひろゆきは少し心配になった。
そして監督の口から先発のメンバーが告げられた。
「今度の試合の先発はひろゆき、お前に任せる。」その言葉にひろゆきは耳を疑った。
「ちょっと待って下さい!なぜ亮ではなく俺なんですか!」そう返すと隣にいた山本が、「亮な、他校の不良と喧嘩をして停学になったんだよ。なんでも1人で5人を相手にしたらしい。部に迷惑が掛からない様に今朝退部届を出しに来たそうだ。」と話した。
「何だよそれ・・・!なんでアイツが・・・!」
ひろゆきはユニフォーム姿のまま部室を飛び出した。
「待って!ひろ君!!」、追い掛けて来たあき子が廊下でひろゆきを引き止めた。
「あのね・・・、ごめんねひろ君、私・・・、私、ひろ君の肩の事、亮君に話しちゃったんだ・・・。ひろ君もう夏の甲子園で投げるのが最後になって野球が出来なくなっちゃうから・・・、だから亮君は先発をひろ君に譲るためにわざとあんな事を・・・・・」。
ひろゆきはあき子の言葉に何も答えず無言のまま亮の家へ走った。

「おい!亮!!どういう事だよ!!!」
「少しむしゃくしゃしていてな、俺は停学なんだ。そういう事だから俺は夏の甲子園は諦めたんだ。」
「ふざけんじゃねぇーーー!!!」
ひろゆきは亮をおもいっきり殴った。
「俺はこんな事されて甲子園のマウンドに立ったって嬉しくもなんともないんだよ!!俺は今までライバルのお前がいたから諦めずに野球を続けられてこれたんだよ!!お前は俺を、いや野球部の全員を裏切ったんだ!!」
しかし、ひろゆきは分かっていた。
亮は本当は誰よりも人の事を思う優しい奴なのだと。
ただ少し不器用なだけなのだと。

お互い共有することの出来ない甲子園に対する熱意を抱えたまま試合は始まった。
ひろゆきは肩の痛みを堪えながら強豪揃いの西高を抑えていた。
9回裏、0-0の同点で西高の攻撃。
2アウトで4番打者を迎えた時だった。
外角へ投げた変化球が髙めに浮いてしまった。
カキーン!!という音とともに、少し土色に汚れた球はレフトスタンドへと吸い込まれていった。
サヨナラ負けだ。

試合後、球場の裏で落胆するひろゆきのところへ亮が現れた。
「みっともないところ見せちまったな。亮が投げていたらきっと勝てていたのにな。」
「いや、そんな事はないよ。俺だってあの西高を相手にしたら打たれていたと思うよ。それによく言うだろ、甲子園には魔物が潜んでいるって。」
「・・・ははは!!そうだな、はっはっはっはっはっ!!」
なんでもない会話なのだけれど、それがおかしくて二人は心から笑った。
「あ~、居た~!!二人とも探したんだからねー!!何笑ってんのー?なにか良い事でもあったの?」
二人を探しに来たあき子に、ひろゆきと亮は声を揃えて「甲子園の魔物は本当にいたんだぜ!!」と笑顔で答えた。

彼らの熱い夏は終わった。

~10年後~

亮は社会人野球のエースとして活躍していた。
なんでもプロからの誘いもあるそうだ。

そして、ひろゆきは実家の魚屋を継いであき子と結婚していた。
ひろゆきとあき子はバッテリーを組み新たな人生を歩み始めた。
二人の間には昨年子供も誕生して、プロ野球選手に育てるんだとひろゆきはもう既に意気込んでいる。
この子の綴る物語はどういったものになるのだろうか。
きっとあの夏のように熱く素晴らしい物語になるに違いない。


みたいな感じの物語が甲子園の裏側にあると思うんですよね。
自分がテレビで見ている彼らの姿なんて表側のごく一部でしかないのですから。

で、ここで一つ問題があるんですよ。
長げぇーよバカ!!死ね!!カス!!
なにが甲子園には魔物が潜んでいる、だよ!!
魔物に憑りつかれたようにキーボード打ち続けるんじゃねぇーよ!!
それにおもしろくも何ともねーじゃねぇーか!!
いや、違うんですよ、書き始めた時はひろゆきが右腕に改造手術を施して500km/hを越える剛速球を投げたり、甲子園球場がタイムスリップしてきた徳川家康の軍勢に占拠されたりするぶっ飛んだ事を書いてやろうと思っていたんですけど、おもしろい事を書くタイミングが無くなって感動する話になってしまいましてね。
試写会の出口でブスが涙しているような物語になってしまったんですよ。

まあしかし、この裏側の出来事というのは良くも悪くも物事には必ず存在すると思います。
表側の出来事が光だとするのなら裏側の出来事は影。
「光りと影」というのはよく耳にする言葉ですが、それこそこの対になった言葉は表裏一体を表しているのだと思います。
影という字は、この場合は隠れて見えないという意味なので陰という字が適当なのかもしれません。

5年位前の兄の披露宴での出来事なんですけど、ああいうのって祝いの席なのですから皆楽しそうにしているじゃないですか。
しかしその裏側ではとても悲しい出来事が起こっていたのですよ。
まあその裏側である陰って自分の事なんですけどね。

その前にこの流れで行くと、どうせまた管理人は兄嫁の事をブスだブスだとネタにするんでしょ?とか思ってる人がいると思いますが、別に兄嫁はブスではないのです。
ただブスではないんですけど決して美人でもない。
毒にも薬にもならない中途半端な感じなんですよ。
野球で例えると巨人の松本みたいな感じなんですよ。
二軍に置いておくのはもったいないけど一軍のスタメンで使うのはちょっと・・・、っていう感じなんですよ。

で、その披露宴の席で自分は親戚付き合いを一切しませんから、一人コンソメスープを飲みながら退屈しのぎにお箸の入っていた紙をどれくらい小さく折り畳めるか挑戦しているわけですよ。
そしたら新婦の母親に「あんたなんでそんなところにいんの!!?」みたいな感じで凄い怒られましてね。
初対面の知らない大人に怒られるというのは精神的ダメージがかなり大きいですよ。
自分はある意味メンタル強い方だと思うんですけど、これは致命傷でした。
楽天のスーパーセールで買い物をした翌日に、ポイントを計算してもアマゾンで普通に買った方が安かった事に気が付いても全く動じない強いメンタルを持っているんですけど、それでも少し死にたくなりました。

そして、ビンゴ大会が行われたのですが、叔父さんがスロットマシンの貯金箱を当てたんですよ。
この貯金箱というのがとにかくデカくて、自分はギャンブルをやらないので本物のスロットマシンを目の前で見た事がありませんが、おそらく1/1スケールで作られていると思います。
もうね、どういう幼少期を過ごしたらこんなデカイ貯金箱を作ろうと思うのか、製造を企画した担当者の顔を見てみたくなるくらいデカイんですよ。
というか、普通に考えてこんなに小銭が貯まるわけねーじゃねぇーか!!バカか!!
そしたらその貯金箱を当てた叔父さんは、うちは小さい子供がいないから・・・と言って子供を連れて来ていた他の人にパスするんですよ。
しかし、それを貰った人も他の人にパス。
もう来賓同士でキングボンビーの擦り合いみたいになっているんですよ。
最終的に息子と来ていた従兄にまわってきたのですが、自分の所にその貯金箱を持ってきて、「電車で来ていて持って帰れないから〇〇(管理人)君にあげるよ。」とか言って勝手に渡してきやがるんですよね。
ふざけんじゃねぇー!!
いるなんて一言も言ってねーじゃねぇーか!!
こんなデカイ貯金箱邪魔になるだけだし、そもそもこっちは貯金するほど金持ってねぇーんだよタコ!!

その後で集合写真を撮るために庭園に集まったのですが、自分は一番右後ろのところからプレーリードッグが巣穴からヒョコっと顔を出す感じで写ろうとしていたんですよ。
もうむしろ欠席して休んだ子が丸い枠に顔だけ写って合成されるみたいに、後から別撮りでもいいんじゃないかとも思うんですけどね。
そしたら叔父さんが、「〇〇(管理人)君!もっと楽しそうにして!笑って!!」とか言いやがるんですよあのハゲ!!
いやいやいやいや!!!
小学生とか小さい子供ならこういう事言われるのも分かりますよ。
でも、こっちは大人ですからね。
何でテンションのダメ出しまでされなきゃいけないんだよ!!
親戚や来賓の大勢いる前で、もっと楽しそうにして!笑って!!とか言われてみて下さいよ。
死にたくなりますよ本当に!!!

皆楽しそうにしている披露宴の裏側では死にたくなっている人間もいるのです。
光りと陰で表すのであれば自分は陰だ。
本当に疲れたのを今でも鮮明に覚えているし披露宴なんて二度と行きたくない。
もう疲労宴ですよ。

後日、集合写真が送られてきたのですが、前に並んでいた嶋田久作みたいな女の陰になって自分の顔が半分近く隠れていました。

やはり自分は日陰者だ。

コメント
毎回更新楽しみにしています。

その披露宴のトラウマの話し、ちょいちょい出てきますが、親戚付き合いが無いのになぜ行ってしまったのか…

どう足掻いても絶望な誘いは意地でも断りましょう!

誘われたらまず最初に断る! ぼっちの鉄則です。
2014/11/30(Sun) 00:18 | URL | SERN | 【編集
こんばんは。
いつも爆笑というか、泣き笑いみたいな顔して
読ませていただいています。
嶋田久作みたいな女の人が読んでいないといいのですが(^O^)
光と陰。Z.A.Nさんの陰って
きっと日向みたいなんだろうなと想像する私も
正真正銘の日陰者です。
また更新、楽しみにしています♪
2014/11/30(Sun) 02:24 | URL | おばんです | 【編集
結婚式の引き出物も重かったり、
がさになると本当に誰かにあげて戻りたくなりますよね。

振袖で着てこいだの、大きなのもって帰れだの。ちょっとねぇ~~。


2014/11/30(Sun) 15:54 | URL | hippopon | 【編集
こんにちは。

お兄さんのお嫁さんのイメージはよく分かりませんが、巨人の松本の表現が非常に的確すぎて笑わしてもらいましたwww

坂本君視点で考えるところの投げかけは流石ですね。甲子園物語よりも、こっちのほうが詳細が気になりってしまいましたよ。
2014/11/30(Sun) 18:07 | URL | ごくつぶD | 【編集
SERNさん、コメントありがとうございます!

披露宴では久しぶりに会った祖母に「早く○○君の嫁の顔も見たい、ばあちゃんもう長くないんだから」と言われて色々な意味で涙が出てきました。

親戚付き合いをしないと葬式でもポジションが無くなるので困ります。
自分は喋る相手がいないから端の席で下を向いて葬式みたいな顔をしているんですけどね。
そりゃそうだ、葬式だもん。
2014/11/30(Sun) 21:15 | URL | ZAN | 【編集
おばんですさん、コメントありがとうございます!

こんな下劣なブログで笑ってくださりありがとうございます。
これからも蔑みながらそして哀れみながら見下すように管理人を笑ってください。


集合写真は嶋田久作みたいな女の背後霊のようになっていましたよ。
考えてみれば自分は集合写真で背後霊のように写っている事が多いですね。
どうやら日陰者以前に陰が薄いようです。
2014/11/30(Sun) 21:20 | URL | ZAN | 【編集
hippoponさん、コメントありがとうございます!

引き出物は確かに困りますね。
新郎新婦のツーショットの写真がプリントされたお皿なんて絶対貰いたくないですし。
もう捨てるに捨てられない呪いのアイテムですよ。
あんなもので食事なんて出来るわけがありません。
新婦の顔にカレーをかけてしまうのは気が引けます。
2014/11/30(Sun) 21:23 | URL | ZAN | 【編集
ごくつぶDさん、コメントありがとうございます!

松本は守備的にも鈴木と被るので来シーズン結果出せなければトレードの可能性もありますね。
巨人じゃなければスタメンで使える実力は持っていると思いますから。


ちなみに漏らした坂本君ですが、彼はこの数日後にまた漏らしてしまいました。
しかし変なあだ名を付けられたりネタにされる事もありませんでした。
もともと女子に人気がある奴だったのですが、こういう奴は漏らしても人気者ですからね。

こっちは固まった溶岩みたいな顔をしたブスを泣かしただけで学級会議になるという酷い仕打ちを受けました。
2014/11/30(Sun) 21:28 | URL | ZAN | 【編集
こんばんは。

嶋田久作風女子・・・御茶漬海苔 の漫画に出て来そうな感じでしょうか。

中学1年の頃、大きなほうを噴火させた男の子がいました。

なんとなく、バナナのようなマジックのマッキーのような臭いが教室に漂い、
皆の視線が臭いのもとに吸い寄せられるように向かいます。

ただこの子は
『誰だよ~、くっせぇなぁ、誰か漏らしてんじゃねぇの??』とノタマい、
俺じゃねーよ感を必死に出していました。

先生が不憫な顔で見つめていたのが印象的でした。



2014/11/30(Sun) 22:53 | URL | いとしこいし | 【編集
はじめまして。
私の場合、披露宴中は延々食べ続けるのでお腹がいっぱいです・・・

嶋田久作は最近みませんねー
2014/11/30(Sun) 23:27 | URL | 歩き茄子 | 【編集
いとしこいしさん、コメントありがとうございます!

漏らす人は意外と多いのです。
草食系男子みたいな〇〇系男子という言葉があるのですから、お漏らし系男子というカテゴリーもあっていいと思うんですけどね。

>俺じゃねーよ感を必死に出していました。

放屁してしまった時に自分が必ず使う手段です。
2014/12/01(Mon) 19:44 | URL | ZAN | 【編集
歩き茄子さん、コメントありがとうございます!

実は以前にもコメントを頂いたのを覚えています。

自分も披露宴では食べて時間を潰します。
いつものペースで食べると時間が余ってしまうのでゆっくりと食べて時間配分を練っていますね。
何で祝いの席でこんな事しなきゃいけねぇーんだよ!
2014/12/01(Mon) 19:54 | URL | ZAN | 【編集
あれ!そうでしたか・・・^^;
2014/12/02(Tue) 23:06 | URL | 歩き茄子 | 【編集
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