自分は毎日を自堕落に過ごしているんですけど、そんな己の姿を見ながら思う事があるんですよ。
子供の頃に描いていた理想の将来像と乖離し過ぎじゃねーーか!!と。
もう考えれば考えるほど死にたくなるんですけど、子供の頃の自分はヒーローに憧れていました。
正義の味方とか悪の敵ではなく、自分自身が正義の象徴みたいな存在になりたかったんです。

まあ正義のヒーローも、実際なったらなったで色々と苦労すると思うんですけどね。
正義を掲げて悪と戦って、自分が倒れたら守るべき人々の命運も尽きてしまうわけじゃないですか。
これはもの凄い重圧だと思うんです。

例えば、ウルトラマンっているじゃないですか。
あれなんて大家族ですし先代から引き継がれてきた家業になっていますから、子供たちは生まれた時から正義のヒーローとしての重圧を背負う事になるんですよね。
そして三男のウルトラセブンが反抗期になってグレちゃったりするんですよ。

ウルトラの母「あんた、少しは将来の事も考えなさい!!怪獣とも戦わないで毎日ブラブラして!!」
ウルトラセブン「うるせぇー!!!俺は正義のヒーローになんてなりたくねぇーんだよ!!」
ウルトラの母「何言ってるの、少しは現実を見なさい!!お隣の川上さんとこは弁護士になるって言って予備校にも通っているのよ!!」
ウルトラセブン「俺は決められたレールの上を進むだけの人生は嫌なんだよ!!」
ウルトラの母「あんたヒーロー以外に何が出来るっていうのよ!!」
ウルトラセブン「俺は上京して将来バンドでビッグになってやるさ!!」
ウルトラの母「あんた楽器なんて全然出来やしないじゃないのさ!!」
ウルトラセブン「うるせぇー!!俺はボーカルだから楽器は出来なくていいんだよ!!早く俺の部屋から出ていけババア!!」

みたいな感じで、大家族ですから家庭の問題が山積だと思うんですよ。
それにしてもウルトラセブンの人生設計は甘過ぎますね。
ロクに高校にも行かないでバンドで生計を立てていこうと考えているなんて、モデルを気取った女子大生がブログに載せているオシャレなスイーツくらい甘いですね。

で、ある日、六男のウルトラマンタロウが次男のウルトラマンの部屋でエロDVDを発見しちゃったりするんですよ。
夜な夜なスペシウム光線を発射してシュワッチしていた事がウルトラの母にバレてウルトラマンは死にたくなっていたりするんですよ。
ウルトラの母はエロDVDを没収してウルトラマンに説教をするんですけど、その様子を見ていたウルトラの父は「まあまあ母さん、大目に見てやったらいいじゃないか。」とビールを飲みながら楽観的に言うんです。
するとウルトラの母が、「あなたはいつも家の事は私に押し付けているからそんな事が言えるのよ!!少しは教育の事も考えてちょうだいよ!!あなたがそんなだからセブンがあんな子になっちゃったのよ!!」と今までの不満をぶちまけたりするんですよね。
そしたらウルトラの父が怒っちゃって、「何だとテメェー!!生意気な口きくんじゃねー!!俺はこの家の主だぞ!!こっちだって毎日命懸けで怪獣と戦ってるんだよ!!殴られたりするのすげぇ痛ぇーんだよ!!腰だってヘルニアでもう限界なんだよ!!!」と言って夫婦喧嘩になっちゃうんですよね。
ウルトラの父は酔っているともう手が付けられないんです。
ウルトラの母「やめてー!!あなた、ギャー、痛い!!暴力はやめてーーー!!!」

みたいな感じで正義のヒーローも苦労すると思うんですよね。
というかウルトラマンの家族って子供はグレてるし父親は暴力ふるってくるし最低じゃねぇーか!!
こいつら正義のヒーローでもなんでもねぇーよ!!

まあ子供の頃は誰でも正義のヒーローに憧れたりしたと思うんです。
小学6年生の頃、自分もまたヒーローになりたくて無謀な挑戦をした事がありました。

自分の通っていた小学校には校庭に体育倉庫が2棟並んでいるんですけど、その片方の体育倉庫の上に登って遊ぶのが流行っていた時期がありまして。
この体育倉庫の上に登るには、この直ぐ裏にある駐輪場の屋根によじ登って、そこからジャンプして飛び移るのです。
屋根の上というのは日常から隔離された空間の様でとても居心地が良かったのを今でも覚えています。

ある日、いつものように屋根の上に登って遊んでいると、隣の体育倉庫にも登ってみようという事になりました。
なぜいつも片方の屋根の上にしか登っていなかったのかというと、もう片方の体育倉庫は駐輪場の屋根からも飛び移れないし、下から登ろうにも手を掛けたり足場にする場所がないのです。
つまり、隣の体育倉庫の屋根に登るというのは、いつも登っているこの体育倉庫からジャンプして飛び移るという、とてもデンジャラスな事を意味していました。

taiikusouko.jpg

距離は記憶では3mくらいなんですけど、小学生の目線だったので実際はもう少し短いと思う。
ただ、自分たちのいる屋根よりも向こうの屋根のが高いので、助走をつけて跳んでギリギリという感じです。
届きそうで届かない、そんな微妙な距離感に皆躊躇していました。
クラスで一番やんちゃなサッカー少年の横山君ですら、この高さと距離を目の前にして躊躇していたくらいです。
そして誰かが言った。

「向こうの屋根にジャンプ出来たら英雄だな。」

この言葉に自分は納得した。
確かにその通りだ。
なにせ、その場にいた5~6人の誰もが跳ぶ事を恐れていたのだから。

そしてこの時、自分は「コレだ!!」と思いましてね。
あの横山君ですらも恐れている屋根の上のジャンプを成功させれば、自分は英雄になる事が出来るのではないか。
その勇ましさは学年中に知られる事となり、偉業を成し遂げた者として名を残す事が出来る!!
そうなれば女子たちからも、「キャ~、管理人君ステキ!!超カッコイイ!!」と言ってモテモテになるはずです!
もう隣の席のパイナップルみたいな顔をしたブスから、机を床のマス目2本分離されずに済むはずです!
体育のバスケットで女子にパスをしたらそのままスルーされて相手チームのスローインになったりもしなくなるはずです!
そして、いつも無表情で大人しくて顔が前髪で隠れているんですけど、実はその隙間から時折伺わせる笑顔がとてもカワイイ谷村さんから「管理人君、今日一緒に帰ろう?」と声を掛けられて、夕日に染まった通学路を手を繋いで一緒に帰っちゃったりも出来るはずだブヒー!
家の方向違うと思うけど。

もうね、これはやるっきゃないんですよ!
英雄になるチャンスは今しかないんですよ!
言っておきますけど、少し前に流行った「いつやるの?今でしょ!」とかいうクソが60000回くらい付くつまんないやつって、自分が小学生の頃もうとっくに考えていましたからね!
何が何でもこのチャレンジを成功させてやる!
そして偉業を成し遂げた英雄として名を残してやろうではないか!

周囲の制止を無視して飛び移る事を決意しました。
助走を付けるために屋根の反対側に行き深呼吸をします。
おそらく失敗して落ちたら骨折くらいはするだろう。
しかし、英雄になって谷村さんと仲良くなる事で頭が一杯だった自分は、これくらいのリスクになんの恐怖も感じませんでした。

さあ、いよいよ伝説が生まれる瞬間です。
屋根の上には十分助走を付けられる距離が無いので、スタートと同時に全速力で加速しました。

ダッ、ダッ、ダッ、ダッ、ダッ、

そして屋根の縁ギリギリの所で渾身の力を振り絞ってジャンプした。

ダン!!!

「グフッ!!!!」

グシャ・・・。

いや、もうね大失敗ですよ。
届きませんでしたからね。
高低差があると予想に反して全然届かないんですよ。
向こうの体育倉庫の屋根に胸を打ってそのまま落ちましたからね。
もう教室の床に叩き付けた粘土みたいに潰れた。
死んだかと思いましたが、手首とお尻を強打しただけで骨折や出血もせず意外と軽症で済みました。

ただ、痛みがなかなか引かなかったので冷やした方が良いのではないかという事になり、放課後の保健室に一人で行く事になりました。
冷蔵庫の中に怪我した時に冷やす冷却ジェルがあるのを知っていたので、それを取り出します。
これは頭や腕に巻けるようにバンドと一体になっているんですけど、このバンドが邪魔で痛みの強いお尻に上手くフィットしないんですよね。
ズボンを下ろして色々と当て方を試してみるんですけど、お尻の位置で巻くには長さが足りないし、太ももに巻くのは位置が低い。
仕方がないのでしばらく手で持ってお尻の部分に当てる事にしました。

で、ズボンを下ろして直立不動でお尻にジェルを当てている時に気が付いたんですけど、保健室の外の水飲み場に隣のクラスの女子たちがいたんですよね。
なんかすげぇーこっち見てきてるし。
一人でブリーフ姿になってお尻にジェルがフィットするように奮闘している様子が丸見えだったらしい。

翌日、放課後の保健室で一人ちんちんにジェルを当てて喜んでいたという噂が学年中に広まっていました。
偉業を成し遂げてモテモテになるはずだったのに、女子からの視線がますます厳しくなり変態のレッテルを張られてしまいました。

英雄になる事は決して容易い事ではない。
一歩間違えば自分のように文字通り転落してしまう。
誰でもヒーローのような憧れの存在になれるわけではないのです。

英雄になって名を残すはずが、変態という不名誉な形で名を残す事になってしまいました。

コメント
あ〜〜ん!

漫画描きたい!
今私の、機能壊れてるんだよ。
調べたら、(ソース)が抜け落ちているとか何とか。。。
どうすりゃいいのかわからないし。。。
ZANさんに言わせるなら、、、ソースがダメなら醤油でとか?!
2015/04/11(Sat) 11:07 | URL | アイハートブレイン | 【編集
こんにちは〜 ♪
なんか 今までで 一番まともな文章だった気がする…(笑)
ヤッパリ 見限るのよそう!(笑)
2015/04/11(Sat) 17:41 | URL | 優の水彩画工房 | 【編集
英雄になるため
私も英雄になりたくて当時タイガーマスク(初代)が見せたムーンサルトプレスを狭い部室の中で決めて見せたはいいが宙返り中、反対側の窓にモロ激突し、肉厚な大モモ肉がザックリと深く切れ鮮度の良い桜色の肉を見た時は我を忘れ助けを呼んだ記憶を思い出しましたよ。仲間に助けられ病院に直行、何針縫ったのか覚えていませんが今思えば若かったとしかいえないです。アハハ
2015/04/11(Sat) 20:36 | URL | いかさば | 【編集
Is that true?WW
死ななくて、、ベッカッコにならなくてよかった。
You're a hero of a legend 
2015/04/11(Sat) 21:45 | URL | hippopon | 【編集
ヒーローに・・・
誰しも憧れますからね(笑)

でも、命を大切にすることも、勇気が必要ですよ(笑)

最後の保健室での目撃された件・・・。

そりゃ変態として噂が広まっても仕方ない状態ですね(笑)

2015/04/12(Sun) 01:28 | URL | らいふ | 【編集
アイハートブレインさん、コメントありがとうございます。

>今私の、機能壊れてるんだよ。

こちらはパソコンは快調ですが、使っている人間が壊れています。

>調べたら、(ソース)が抜け落ちているとか何とか。。。どうすりゃいいのかわからないし。。。ソースがダメなら醤油でとか?!

ソースが落ちているだけに味気ないお返事になってしまいますが、直ったらこまめにパソコンのバックアップをする習慣を付けるのが良いかと思います。
そうすればトラブルが起きてしまった時に対処が出来るので安心です。
パソコンをリカバリーして振り出しの状態に戻さなくてはならい状況になってしまう事もあるので。

ちなみに、自分は人生をリカバリーして振り出しの状態に戻したいと思っています。
2015/04/12(Sun) 07:34 | URL | ZAN | 【編集
優の水彩画工房さん、コメントありがとうございます。

>なんか 今までで 一番まともな文章だった気がする

言われてみれば後半は普通に書き過ぎていました。
これからも普通に書くように努力します。

なんだかんだで普通が一番良い気がしますね。
波乱万丈な生き方よりも普通に生きていきたいです。
あと関係ありませんが、自分はジョークを言った後に面白かったか尋ねる事があるのですが、皆「普通。」と答えます。
2015/04/12(Sun) 07:38 | URL | ZAN | 【編集
いかさばさん、コメントありがとうございます。

>時タイガーマスク(初代)が見せたムーンサルトプレスを狭い部室の中で決めて見せたはいいが宙返り中、反対側の窓にモロ激突し

皆バカな事を一度くらいやって痛い経験をしますからね。
自分は、この世の全ての事柄が運命によって定められているのではないかと考えた事がありました。
運命に逆らいたい、運命を変えたい、そう思いました。
そして自分は、運命ですらも予測が付かない行動をすれば運命に勝った事になるという結論に至ったのです。
早速、部屋でズボンを脱いでちんちんを出して逆立ちしたのですが、しかし考えてみれば自分が運命を変えようとちんちんを出して逆立ちする事ですらも運命によって定められていたのではないか。
しかも仮に運命が変わったのだとしても、良い方へは変わっていない事に気が付いて死にたくなりました。

>今思えば若かったとしかいえないです。

ちなみに、二十歳の出来事です。
2015/04/12(Sun) 07:43 | URL | ZAN | 【編集
hippoponさん、コメントありがとうございます。

>Is that true?

Konohanashiha、hontounodekigotodesu。
ってこれ英語じゃありませんでした。
英会話って難しいですね。

英語がペラペラに出来るように真剣に英会話を習いたいと思っているのですが、人とまともに交流が出来ないのにいきなり外国人と交流をしようなんてハードルが高過ぎました。
英会話学校に通う前にまずは週2回のカウンセリングからです。

英会話ってやっぱり難しいですね。
2015/04/12(Sun) 07:47 | URL | ZAN | 【編集
らいふさん、コメントありがとうございます。

>最後の保健室での目撃された件・・・。そりゃ変態として噂が広まっても仕方ない状態ですね

噂がもっと大きくなって、そういう妖怪がいるという怪談になってくれれば、自分が変態という事にならなかったと思うんですよね。
まあ、静まり返った保健室でちんちんに冷たいジェルを当てて喜んでいる妖怪なんて色々な意味で怖いですけど。
七不思議どころか、もうそいつの行動が不思議でなりません。
考えてみれば、自分のような奇怪な行動が怪談を生んでいるのかもしれないですね。

トイレの花子さんも、放課後にうんこを漏らしそうになっていたただの人間なのかもしれません。
2015/04/12(Sun) 07:50 | URL | ZAN | 【編集
ウルトラマンって、ツートンカラーに塗装されてるので機械っぽくもあるし、柔らかそうなのでなにか人間状のものが全身スーツを着てるようにも見えるしどっちやねん!と。

しかしそこを深く突っ込まないのが日本人のいいところなのかもしれませんね^^
2015/04/12(Sun) 22:46 | URL | 歩き茄子 | 【編集
こんばんは。
前半の妄想部分は、、、飛ばしましたw

小学校の時、ある男子が同じようなことをして、見事に失敗したのを思い出しました。
あまりに痛そうで、かわいそうだったから、保健室まで付き添ってあげたら、保健の先生から、メチャクチャに怒られてました。
彼はそのままタクシーで、病院まで連れて行かれて、、、
翌日、学校へ行くと、彼は手首を骨折していて、つっていました。

小さい頃って、痛みとか、ほんとあとのことを考えないでスゴいことしますよね。
2015/04/12(Sun) 23:29 | URL | あいる | 【編集
歩き茄子さん、コメントありがとうございます。

>しかしそこを深く突っ込まないのが

今考えてみれば、ヒーローものって突っ込みどころが沢山ありますよね。
極悪非道の敵でも、ヒーローが変身している時は絶対に襲ってきませんし。
戦闘シーンはご都合主義です。

そういえば最近のヒーローものは、テレビ局の自主規制で戦闘シーンが優しくなっているそうです。
アイスラッガーみたいに相手を切断するような攻撃は無くなっているのだとか。
確かに、今は暴力的だったり残酷な表現があると直ぐに保護者から批判されますからね。

戦っているヒーローにとって本当に恐い怪獣はPTAのババアなのかもしれません。
2015/04/13(Mon) 01:33 | URL | ZAN | 【編集
あいるさん、コメントありがとうございます。

>かわいそうだったから、保健室まで付き添ってあげたら

女子に付き添ってもらえるなんて羨ましいですね。
自分は女子どころかその場にいた友人にも付き添われず一人で行く事になりましたから。
薄情な奴らです。
そして、変態のレッテルを張られた自分を誰もフォローしてくれませんでした。
本当に薄情な奴らです。

>小さい頃って、痛みとか、ほんとあとのことを考えないでスゴいことしますよね。

登山の練習を兼ねて、橋の上からロープを垂らして降りる遊びをしていたら膝を強打して死ぬかと思った事があります。
さらに周囲からはサイコパスに見えたようで、色々な人に怒られてしまいました。
あと先の事を考えて行動するのって大切だと思いました。

ちなみに、これは先月の出来事です。
2015/04/13(Mon) 01:36 | URL | ZAN | 【編集
ZANさん、こんばんは!!^^

>あれなんて大家族ですし先代から引き継がれてきた家業になっていますから、

>体育のバスケットで女子にパスをしたらそのままスルーされて相手チームのスローインになったりもしなくなるはずです!

の、ところを拝読し、吹きました。^^;

結果は多分成るようになると思うのですが、実際にやったことがヒーローだと思うよっ!!^^
2015/04/13(Mon) 22:00 | URL | くわがたお | 【編集
くわがたおさん、コメントありがとうございます。

>実際にやったことがヒーローだと思うよっ

そういえば子供の頃、親からよく「あなたはやれば出来る子なんだから」と言われていました。
成績が悪くても「あなたはやれば出来る子なんだから」、運動会の徒競走でも「あなたはやれば出来る子なんだから」と。
やれば出来る子のはずなのですが、あのジャンプは失敗して出来ませんでした。、

よくよく考えてみれば、「やれば出来る子なんだから」って出来ないダメな子に使う言葉ですね。
自分は何をやってもグズでダメな最低の人間なので納得しました。

とりあえす、明日からはちゃんとしようと思います。
やれば出来る子なんだから。
2015/04/14(Tue) 13:51 | URL | ZAN | 【編集
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